「老後資金が2000万円必要? 」のニュースで不安に。
今からでもできることを知りたいです。
現在は無駄遣いのつもりはないのですが、クレジットカードの支払いが後からどっと来る感覚です。

藤沢市・Oさん(55歳)
藤沢市・Oさん(55歳)
秋山友美
秋山友美

退職後の収入見込みを確認し少しずつ家計をスリムに

収支内訳

◆月間収入(手取り)

夫 ………………380,000

◆月間支出

住宅費 ……………80,000

食費 ………………70,000

水道・光熱費……23,000

通信費 ……………20,000

医療・衛生費 ……10,000

小遣い・夫婦 ……30,000

保険料 ……………30,000

日用品・雑貨 ……20,000

車関連費 …………20,000

その他(使途不明金)

……………………50,000

貯金 ………………27,000

◆ボーナス収入

手取り合計 …1,100,000

◆ボーナス支出

旅行・趣味 ……300,000

自由費 …………200,000

預貯金 …………600,000

◆現在の資産

預貯金 ……12,000,000

 

老後資金がどのくらい必要かは、誰もが気になるところですが、人によって金額は異なります。
「ねんきん定期便」や勤務先の退職金制度を調べて、退職後の収入見込み額を確認しましょう。
そして今から少しずつ家計のスリム化に取り組むことをお勧めします。
現在毎月使途不明金が5万円前後あるので、変動費を上手に管理する方法を見つけたいですね。

クレジットカードは支出した時と引き落としのタイミングがずれるため、管理が難しいです。
その点は現金が一番分かりやすいのですが、今月から始まった「キャッシュレス・消費者還元事業」の恩恵は見逃せません。

例えば、月の生活費10万円の予算に対して5%の還元とすると、それだけで毎月5000円の節約効果に。
カードでの支払いと同時に自分の銀行口座から引き落とされるデビットカードや、事前チャージの電子マネー、QRコード決済などを活用してはいかがですか。
あらかじめ予算額をチャージ、あるいは銀行口座に入金しておいて、その範囲内での支出をすることで、適切な予算管理ができます。
また、利用履歴が残るため、無駄がないかを振り返ることもできます。
日常の買い物をする店舗で利用できるキャッシュレスの支払い方法を調べて、2つぐらいのツールに絞って利用すると管理しやすいです。

本当に必要なものや、大切にしていることに気持ちよくお金を使う感覚は、上手な家計管理の第一歩です。
まずは使途不明金をなくすことから始めてみましょう。

秋山 友美

ファイナンシャル・プランナー。
CFP(R)(一財)生涯学習開発財団認定コーチ。
「家計コーチ」代表。

藤沢市に開設した「湘南おかねの相談室」を拠点にFP相談・家計診断・パーソナルコーチなどを行い、ライフプラン・住宅取得・資産運用などの講師としても活動中。

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