長男が私立高校に進学する可能性が出てきました。
今後子ども3人分の教育関連の支出があると思うと、費用を捻出できるか心配です。

藤沢市・Yさん(40歳)
藤沢市・Yさん(40歳)
秋山友美
秋山友美

納入金額を正確に確認
3人分の教育費計画も今のうちに

まずは進学する可能性のある高校の授業料だけでなく、施設設備費、教科書代なども含めた納入金が年間いくらになるのかを正確に調べておきましょう。
授業料の支援制度である「高等学校等就学支援金」や神奈川県の「私立高等学校等生徒学費補助金」の制度が対象になるのかを確認することも大切です。

現在は受験学年なので、塾・習い事費用の中で長男の学習塾代の負担が大きくなっていませんか。
学習塾代を私立高校の授業料などに充てるとすると、残りいくらを準備すればよいでしょうか。
その不足額が、まずは家計の中から捻出していく教育費の目標額となります。

Yさんの場合、支出に関しては何かが特筆して高いという印象はありませんが、全体的に見直しの余地はありそうです。
目標額を捻出するつもりで、全体的に節約できる部分がないかを見直して予算を作りましょう。
この項目は節約できないと決めつけないことがポイントです。

住宅費は、住宅ローンの借り換えで返済額を抑えられないか一度シミュレーションしてみるといいですね。
借り換えでメリットがあるようなら現在借り入れいる銀行に金利の交渉をするのも一つの策です。

下のお子さんの教育費については、まだ準備期間があります。
今のうちにお子さん3人分の受験と進学の時期が分かる表を作り、教育費計画を立てておくことをお勧めします。

秋山 友美

ファイナンシャル・プランナー。
CFP(R)(一財)生涯学習開発財団認定コーチ。
「家計コーチ」代表。

藤沢市に開設した「湘南おかねの相談室」を拠点にFP相談・家計診断・パーソナルコーチなどを行い、ライフプラン・住宅取得・資産運用などの講師としても活動中。

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