社宅に住んでいるため住居費が抑えられているにもかかわらず、月1万円しか貯蓄できません。
ボーナスが減るかもしれないので家計の見直しポイントを教えてください。

藤沢市・Sさん(28歳)
藤沢市・Sさん(28歳)
秋山友美
秋山友美

目標を決めて節約スタート
妻の収入分に頼らない家計に

Sさんは、現在夫婦2人なので比較的自由にお金を使っている様子。
ただ節約といってもモチベーションが上がりませんね。
まずは目標を設定しましょう。

将来は住宅を購入し、お子さん2人を持ちたいとの希望があるそうなので、住宅の頭金や諸経費、教育費の先取り貯蓄をするなどが目標になりそうです。

ボーナスが減るかもしれない現状を考えると、ボーナス支出のうち「その他40万円」の中身を把握しましょう。
家電買い替えなどの特別費として必要ならその分を毎月の収入から貯められる家計にしたいですね。

また、出産育児のために今後妻の収入が減る可能性もあります。
今は6万円、最低でもそれに頼らない家計にしておきたいです。
毎月6万円を節約し、これを生活費とは別口座に特別費と貯蓄に分けて貯めておくプランはいかがですか。

口座は生活用、特別費用、貯めるための口座と、3つに分けると管理しやすいです。
無料の自動定額振替サービスや目的別の口座を作れるネットバンクを活用するとお金の移動の手間が省けます。

家計簿を拝見すると被服費と小遣いの見直しは必要だと思います。
どのように節約すればよいかを二人の価値観に合わせて考えてみませんか。
節約に意識が向いている今、電気・ガス代、通信費や保険料などの見直しもお勧めします。
それぞれの節約額はわずかかもしれませんが、「チリも積もれば山となる」です。

秋山 友美

ファイナンシャル・プランナー。
CFP(R)(一財)生涯学習開発財団認定コーチ。
「家計コーチ」代表。

藤沢市に開設した「湘南おかねの相談室」を拠点にFP相談・家計診断・パーソナルコーチなどを行い、ライフプラン・住宅取得・資産運用などの講師としても活動中。

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