えのすい」が教えてくれる

相模湾食べられる魚のお話

 深海に生息しているキンメダイ

今年のまだ寒い頃、先輩トリーターと、初めての船釣りに挑戦しました。
狙いの魚はキンメダイ。
深海に生息している、名前の通り黄金色の目と、赤い体が特徴の魚です。

薄暗い早朝に乗船して、いざキンメダイ釣りのポイントへ。
餌の魚やイカの切り身を針につけ、水深300mまで仕掛けを下ろしていきます。真冬の荒れた海、寒さと船酔いが私を襲い、ふらふらになりながら竿を見つめていると、先がビクッと震えました。
「アタリだ!」リールをゆっくり巻いていくと、立派なキンメダイがかかっていました。

釣れたのはこの1匹だけでしたが、半身をそれぞれお刺身と煮つけにしていただきました。
身は透き通るような桜色。
上品な甘さが口いっぱいに広がり、お刺身も煮つけも絶品でした。

新江ノ島水族館では、深海Ⅰで展示しています。
夏もおいしいキンメダイを見に来てください。

(新江ノ島水族館 えのすいトリーター 黒川恵美)

 

新江ノ島水族館


TEL 0466-29-9960
藤沢市片瀬海岸2-19-1
https://www.enosui.com/
営業時間や内容についてはホームページで確認を