今年のオリンピックのセーリング競技は江の島で開催されますが、昭和39年(1964)の会場が江の島に選ばれたのは「時の運」があったようです。
戦後、片瀬東浜は沿岸流のための浸食が問題になり、湘南港の築港を計画。
それがオリンピック委員会の目にとまりヨットハーバーの建設が決定し、オリンピック誘致に結びつきました。

江ノ島ヨットハーバー
藤沢市江ノ島1-12-2

左端にあるのが、江の島弁天橋入り口の今大会セーリング競技記念モニュメント。
この橋を渡って左側に行くと江の島ヨットハーバー(藤沢市江の島1-12-2)があります。

 

 

江の島ヨットハーバー


前回の東京オリンピック時に建設

ヨットハーバー前景

日本最大級の公共ヨットハーバーで日本のヨットの歴史を刻んできています。
平成10年(1998)に整備されていて、使いやすさが自慢です。
ヨットハウスは平成26年(2014)から新ハウスがオープン。
海を愛する人たちや、ヨット愛好者の利用の他、観光で訪れた人々や地域住民の憩いの場です。
また、前大会後に製作の聖火台がハーバー内にありますが、関係者以外は今秋以降まで入れません。

 

弁財天と世界女性群像噴水池


ヨット競技開催記念に建設

噴水池

オリンピックのセーリング競技は明治33年(1900)開催の第2回パリ大会から始まり「ヨット競技」の呼称でしたが、平成12年(2000)の第27回シドニー大会
から「セーリング競技」の名称に変更。
江の島に入り左手の公園内に「弁財天と世界女性群像噴水池」があり、江の島の象徴・弁財天を中心に五体の像があります。
五体は五輪を意味し、前大会のヨット競技開催の記念に建設されました。

  

 

楽しい話 「新江の島音頭…⁉」

平成27年(2015)6月に東京2020オリンピックのセーリング競技会場が、前大会に引き続き、藤沢市江の島に決定。
それ以降、藤沢市内での宴会は“音頭”で始まります。
「皆様、お手拍子をお願いします」
“パチ・パチ・パチ…”
「あらっヨット」

 

 

かん治さん

「鎌倉検定は1級で
 お酒は2級を飲んでいまして、
 プレゼントをいただきますと喜んでサンキュウと言っています」
がお決まりの自己紹介。
「鎌倉ガイド」としても活躍する湘南通のアマチュア落語家。