こんにちは。
社会人大学 代表理事の桑名です。

このコーナーでは、学校では教えてくれないような “ 社会の本質 ” や、 “ モノの見え方や伝わり方 ” 等についてお話していこうと思います。

今回は2種類ある「悩み」についてのお話です。
「悩み」……できれば悩みたくないですよね。
でもその「悩み」には「良い悩み」と「悪い悩み」の2種類あるのです。

昔、40年以上前のCMで、
♪ソ、ソ、ソクラテスかプラトンかー、ニ、ニ、ニーチェかサルトルかー、みーんな悩んで大きくなったー!♪
野坂昭如が歌うウィスキーのCMがありました。(古いですね……汗)

 

「良い悩み」とは、良い結論が出るために「考え抜く」こと

「悩み」=「考え抜く」というのが「良い悩み」です。
良い結論が出るために「考え抜く」。

例えば、経営者がこの商品いくらで売ろうかな……と考えこんでいる状態です。価格設定を「悩んでいる」という事ですね。

この「悩み」はプロに相談するなり、テスト販売したりして、正解にたどり着けますね。

良い悩み=「良くなるための作戦を考え抜く」というと分かり易いと思います。

ソクラテスもニーチェもサルトルも解決に向けて考え抜いていたのですね。

悪い悩みはその逆です。

 

「悪い悩み」とは、解決できないことをくよくよ悩むこと

どうしようもないこと、解決できないことをくよくよ悩むのが「悪い悩み」です。

「悪い悩み」はさらに2種類に分かれます。

①考えてもしようがないこと
例えば、身体的特徴についてとか、失恋とか。
自分の力ではどうしようもないこと、考えても無駄な事を考える「悩み」です。

②何もしていない
一番多いのはこっち。考えてばかりで何もしないで悩んでいる状態です。
例えば、自分は太っている……と悩んで運動をしない、告白せずに片思い、などなど。
何もせずに考え続けること自体が悩みに繋がるのです。

「悪い悩み」は気持ち悪いですよね。どうしたらよいのでしょう。

1、については……「考えてもしようがないことに気づく」に尽きます。
2、については……「サッサと動く」に尽きます。

「そんな簡単にいかないよー」と聞こえてきそうですね。
でも、ずっと悩みつづけてしまう前にちょっと頑張ってみる事から始めてみませんか。