CHO-KATSU(腸活)って言うけれど、じゃ、何を食べたらいいの?
それはとても簡単。
誰でもすぐにできます。
冷ますこと。
冷ましたものを食べることです。

主食のご飯。
炊きたてホカホカおいしいですよね。
そこでちょっと待った!
しばらく冷まそう。
冷める間に、腸にいい成分レジスタントスターチ(大腸に流れ込んでいくデンプ
ン)が増えてきます。
おいしさを取るか、健康を取るかの選択?

いえいえそんなことはありません。
ホカホカモッチモチのコシヒカリ。
米の王者になったのは1980(昭和55)年の夏の大冷害がきっかけ。
全国的に低温、多雨、日照不足が続き、稲も不作に。
ところがコシヒカリはこの冷害に強かった。
生産の主流になっていったのです。
それ以前はササニシキ。
サラサラシッカリがおいしさの主流。
 

昔ながらの古来米はササニシキ。
朝に炊いたご飯を、昼はおにぎり、夜はお茶漬けで食べていた。
冷ましたご飯をたっぷり食べて健康だった。
寿司のシャリには今でも好んで使われます。
おいしい、の感覚も時代で変化するのですね。
 

米のデンプンは2つの成分、アミロペクチンとアミロースでできている。
アミロペクチンが多いとモッチモチに、アミロースが多いとサラサラに。
アミロースが腸に届くんです。
 

お茶碗に盛ったご飯を“しばらく放置”の一手間掛けていただきましょう。
詳しくは、本日(8/29)発売「炭水化物は冷まして食べなさい。」をご笑覧ください。


151223-文教広報誌BP顔写真

笠岡誠一(かさおか・せいいち)

1967年、広島県生まれ。
文教大学健康栄養学部教授。
管理栄養士。
食品栄養学修士(東京農業大学)。
博士(農学)(愛媛大学)。

山之内製薬(現・アステラス製薬)健康科学研究所研究員、アメリカ国立衛生研究所(NIH)客員研究員を経て現職。専門分野は栄養学、食品化学。レジスタントスターチに早くから注目し、レジスタントスターチを増やした「ハイレジ食」の開発なども行う。小説「きみのハラール、ぼくのハラール」や映画制作「CHO-KATSU」など、多分野で活躍中。