クレジットカードやポイントカードなど約30枚のカード類で財布がパンパンです。
どうやって整理したらよいのか分かりません。
また、キャッシュレス決済も上手に活用したいです。

藤沢市・Nさん(57歳)
藤沢市・Nさん(57歳)

 

秋山友美
秋山友美

財布の整理=家計の整理
生活スタイルに合わせて厳選

 

Nさんは、財布の中にドラッグストアのポイントカード4枚、家電量販店2枚、デパート2枚、スーパー3枚、クレジットカード3枚、交通系ICカード1枚、個店のポイントカード数枚、診察券など、30枚近くカード類を常に入れているそうです。
これだけの枚数を管理するのは流石に大変ですね。
家計相談を長年行ってきましたが、「財布の中身が整理されている状態=家計が整理されている状態」と言えます。

 

■ポイントカードは3枚程度に

まずは、常に財布に入れておくポイントカードは、スーパー、ドラッグストアなど、厳選して3枚程度に絞りましょう。
それ以外のカードは家に置いておき、お店に行く予定のある日に財布に入れます。

面倒くさいと思われるかもしれませんが、これで計画的な買い物ができ、無駄遣いも減らせるはずです。
ポイントカードが多すぎるとポイントが分散して貯まりにくいもの。
「ポイ活」の基本はポイントをできるだけ集中させて貯めることです。

 

■キャッシュレス決済の選択

よく利用する店舗が絞られた段階でキャッシュレス決済の選択を行います。
クレジットカード、電子マネー、QRコード決済、どれが利用できるのか、どれを利用すると有利なのかを確認しましょう。

キャッシュレス決済は、必ずしもスマホ決済にする必要はありません。
「○○ペイ」は、キャンペーンなどが魅力的に見えるかもしれませんが、ツールが増えると管理が難しくなります。
自分の生活スタイル、消費(買い物)スタイルに合っていることが一番大切です。
現在利用しているクレジットカードについても、この機会にご自身の生活スタイルに合っているのかを再確認してください。

 

■メインカード、サブカード、電子マネー

キャッシュレス決済についても、メインクレジットカード、サブカード、電子マネーなど3つに絞ることが、リスク対策の観点から安心だと思います。

一度全部を整理した上で生活していくと、利用していないカードが分かります。
その場合は、すぐに解約して断捨離をしていくことも大切です。

 

秋山 友美

ファイナンシャル・プランナー。
CFP(R)(一財)生涯学習開発財団認定コーチ。
「家計コーチ」代表。

藤沢市に開設した「湘南おかねの相談室」を拠点にFP相談・家計診断・パーソナルコーチなどを行い、ライフプラン・住宅取得・資産運用などの講師としても活動中。

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