“禅居院”は建長寺塔頭寺院です
【2025年6月14日号】
禅居院(ぜんきょいん)は建長寺塔頭(たっちゅう)で鎌倉後期の創建と伝わります。開山は建長寺22世清拙正澄・大鑑禅師で中国元の高僧です。
“龍寳寺”は玉縄北条氏の菩提寺です
【2025年5月31日号】龍寳寺(りゅうほうじ)は曹洞宗の名刹(めいさつ)です。玉縄城3代城主の北条綱成(つなしげ)が山居(さんきょ=現在の栄光学園辺り)に創建の瑞光院が始まりで、後に6代北条氏勝は現在地に移し、父・氏繁の戒名「龍寳寺殿」を寺名とします。
“辻薬師堂”は名越にあった長善寺の薬師堂
【2025年5月17日号】“辻薬師堂(つじのやくしどう)”(鎌倉市)は、JR線大町踏切の手前にあります。元々は名越にあった長善寺(廃寺)の薬師堂のみが現在地に移されました。
“極楽寺切通”は鎌倉の防御拠点
【2025年4月26日号】鎌倉は三方が山で、南は海に囲まれた天然の要害の地です。しかし、外部との往来には険しい峠を越える必要があり、そのために山や丘陵を切り開いて「切通(きりどおし)」をつくりました。
明治初期に“耕余塾”が開かれました
【2025年4月12日号】明治初期に藤沢羽鳥村の名主・三觜八郎右衛門(みつはしはちろうえもん)は漢学者小笠原東陽を招き、私塾読書院(とくしょいん)を開きました。
伊勢山公園(藤沢)は桜の名所です
【2025年3月22日号】伊勢山公園は眼下に東海道を見下ろし、また江の島・相模湾や藤沢市街を望む景勝の地です。かつては、山腹に伊勢神宮の分霊をご祭神とする神明宮が祀(まつ)られていたので通称「お伊勢山」と呼ばれています。
大庭城は扇谷上杉氏の築城です
【2025年3月8日号】大庭城跡(藤沢市)は令和3年(2021)に藤沢市史跡に指定されています。“大庭城”は室町時代に相模国の守護・扇谷上杉氏の上杉朝昌(ともまさ)が城を守っていたことが判明しており、扇谷上杉氏が築城したと推察されています。
青銅鳥居「江嶋大明神」の制作者は
【2025年2月25日号】平成26年(2014)夏、江島神社の青銅鳥居にかかる「江嶋大明神」の扁(へん)額が修復されました。その際に扁額裏面に次の刻字が確認され、藤沢市郷土歴史課に報告されています。「昭和九年四月改修 社司 相原直八郎。正五位勲五等 水谷銕也 謹作他」と記されています。
江島神社「青銅の鳥居」の見どころ
【2025年2月8日号】浮世絵「冨士三十六景 相模江之島入口」は歌川広重作です。江島神社の青銅の鳥居の奥に富士山が描かれていて、実際にはありえない構図ですが広重は「江の島と富士山」のセットの画面構成を優先して見る側を楽しませてくれています。青銅の鳥居の見どころを紹介します。