【2023年2月11日号〜家計簿コーチングより】

1カ月にどのくらい自由なお金が使えるか分からず、
つい使い過ぎて給料日前が大変なことになります。
どうすればよいですか。

藤沢市・Aさん(24歳)
藤沢市・Aさん(24歳)
秋山友美
秋山友美

管理しやすい方法で
お金の減り方が分かるように

私も同じ年齢の頃は、給料日前にいつも慌てていた記憶がありますのでよく分かります。今を思いっきり楽しむためにも、できるだけ楽にお金を管理できる方法を考えてみましょう。
住居費など毎月必ず出ていくお金(固定費)と、現状の貯金1万円を合わせると、月12万5000円。残額の5万2000円を生活費と自由なお金とすると、1週間およそ1万円が予算になります。残りの1万2000円を1カ月の予備費としましょう。
例えば、月曜日にお財布に1万円を入れて、1週間はそのお金の範囲で生活をする。キャッシュレス決済を利用するのであれば、1万円をチャージしてその分を使うなど、自分が管理しやすい方法でお金が減っていくことが分かる状態を作ってみてください。

予備費は、使ったらメモをするなど、日々のお金とは別にいくら残高があるのか分かるようにしておきます。また、固定費が下がると使えるお金も増えます。通信費と保険料は見直しの余地があると思いますよ。

ボーナスに関しては、オタ活・洋服代として、別の口座にお金を入れるなどして、こちらも常に残高(使ってよいお金)が把握できる状態にしたいです。

可能なら、毎月の貯金に加えて、ボーナスのうち8万円は貯金にするようにして、いざという時のためにおおよそ半年分の生活費として貯金100万円を目指してみましょう。安心できる状態で気持ちよくお金を使うための貯金です。

収支内訳
◆月間収入(手取り)…177,000

◆月間支出      
住居費…59,000
水道・光熱費…13,000
通信費…16,000
定期代…12,000
家賃更新積立…4,000
保険料…11,000
貯金…10,000
食費…10,000
日用品…5,000
使途不明金…37,000

◆ボーナス収入
手取り合計…500,000

◆ボーナス支出
オタ活…200,000
旅行…100,000
使途不明金…200,000

◆現在の資産
預貯金…500,000


秋山 友美

・ファイナンシャル・プランナー
・「家計コーチ」代表
・CFP(R)(一財)生涯学習開発財団認定コーチ
藤沢市に開設した「湘南おかねの相談室」を拠点にFP相談・家計診断・パーソナルコーチなどを行い、ライフプラン・住宅取得・資産運用などの講師としても活動中。


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