自然豊かな環境からの贈り物 貝殻を金継ぎで再利用
自然豊かな環境の下に暮らし、美由紀さんの一日は山にある畑に行くか、海に行くかでスタートする。山にある畑では大好きな花と野菜を育て、自給自足を目指しているそう。
育てた花で祝い事や贈り物のレイを作ったり、暮らしの中で彩りとして楽しむ。海ではビーチコーミングと、波がある日はサーフィンを楽しむアクティブさ。
「特に若い頃から貝殻拾いが好きで、拾った貝殻があまりにもかわいすぎて身に着けたくなり、アクセサリーを作り始めました。潮の流れが良い時、大潮の時は鎌倉高校前や七里ヶ浜でもたくさんの貝殻が拾えますよ」と美由紀さん。
貝殻を使ったアクセサリーは強度が弱く長く愛用できないという課題があったが、試行錯誤の結果金継ぎの技法を取り入れた。それにより強度が加わり、欠けにくく長持ちするアクセサリーに。またゴールドが大人っぽい表情をプラスしてくれ、大人女子にも大好評。
「生きているといろんなことがあるけど、海がある環境の中でたくさんの癒やしとパワーをもらってます。貝殻もその一つで、自然からの贈り物を活用し再生。
いずれは廃棄されていくけど、少しでも長く愛用してもらえればうれしいです」と話す美由紀さんの笑顔がきれいな夕日に包まれていた。
手の指に集中する時間がリフレッシュにつながるそう。貝殻以外のパーツも作ってしまう器用さ。貝殻の形や色は唯一無二だから左右対称でなくてもOK
ti-da主宰 竹盛 美由紀さん
茨城県で生まれ育ち、都内から湘南に移住して16年。現在は鎌倉在住。ご主人の故郷である西表島と鎌倉を行ったり来たりしながら、作品作りを手掛ける。
展示会や作品の詳細は、Instagram⇒@tida467で