【2023年4月22日号〜家計簿コーチングより】
入園準備のための出費が予想以上にかさみました。
これからの教育費はどのように貯めたらよいですか。
高校までは毎月の支出から捻出
同時に大学資金も準備を
入園・入学のタイミングは、準備をする物が多いので出費がかさんで驚きますよね。今後子どもにどのくらいのお金がかかるのか、Gさんは心配になったそうです。
まず教育費の見込みは、公立なのか私立なのかで全く異なります。また、習い事代など学校外の活動費用も家庭の方針によって大きく異なっているのが現状です。お子さんが望んだ時にどうするのか、ご夫婦で教育方針を立てるところから始めてください。
平均でどのくらい費用がかかっているのかは、文部科学省が「子供の学習費調査」を行っており、データが公開されています。参考にしてください。習い事代などの学校外活動費も含んだ学年ごとの年間の学習費総額が出ていますので目安になると思います。
準備の方法は、高校までは基本的には毎月の支出の中から教育費を捻出するように計画を立てます。受験や入学のタイミングは教育方針によって異なりますが、出費はかさむ時期。これに備えて貯蓄をしましょう。同時に大学資金(私立理系で約550万円)を貯めていくイメージです。
負担感に驚くかもしれませんが、「高等学校等就学支援金」などの支援制度もありますので、随時情報をキャッチできるように意識をすることも大切です。
参考=文部科学省 令和3年度子供の学習費調査:調査結果の概要
収支内訳
◆月間収入
夫…350,000
妻…20,000
◆月間支出
住居費…100,000
食費…80,000
水道・光熱費…20,000
通信費…10,000
医療費…5,000
保険料…15,000
車関連費…7,000
趣味費…5,000
日用品…5,000
被服費…5,000
夫小遣い…20,000
妻小遣い…15,000
雑費…18,000
貯金…70,000
◆ボーナス収入
600,000
◆ボーナス支出
旅行代…300,000
家電…100,000
貯金…200,000
◆現在の資産
貯金…9,000,000
秋山 友美
・ファイナンシャル・プランナー
・「家計コーチ」代表
・CFP(R)(一財)生涯学習開発財団認定コーチ
藤沢市に開設した「湘南おかねの相談室」を拠点にFP相談・家計診断・パーソナルコーチなどを行い、ライフプラン・住宅取得・資産運用などの講師としても活動中。
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