【2023年8月26日号〜家計簿コーチングより】
17歳の息子がアルバイトで稼いだお金で投資をしたいと言っています。
両親に投資経験がなく、教えてあげることができず不安です。
今後、金融商品の知識は必須
実践的なチャレンジを
ぜひチャレンジさせてあげてください! 高校でも金融教育が始まっており、今後は金融商品に関する知識は必須となってきます。
投資を実際に行うことで実践的に学ぶことができると思いますよ。
未成年の場合でも「未成年口座」を利用すれば、投資信託や株式に投資ができます。
ただし、未成年者口座は、親権者も口座開設をしているなど証券会社ごとに設定された条件を満たすことが必要です。
■18歳で証券口座の開設が可能に
満18歳になると親の同意がなくても証券口座を開設、証券投資ができるようになります。
1月1日時点で18歳以上になるとNISA(少額投資非課税制度)の口座を開設することも可能です。
現在17歳とのことなので、いつから投資を始めるかによって口座の開設方法が変わってきます。
■基本的な知識を身につけて
投資をスタートするにあたり、アルバイトで稼いだお金のうちいくらを投資に当てるのかなどを考える必要があります。
預金と投資商品の特徴と目的別の利用方法など基本的な知識は身につけてから始めたいですね。
金融庁のサイトには、高校生向けの金融経済の教材が公表されています。
金融知識を基礎から学ぶことができますので、この機会にSさんも一緒にチェックしてみてください。
*金融庁サイト→中学生・高校生のみなさんへ
■数百円でも投資はできる
証券会社によりますが、単元未満株投資(最低売買単位である1単元の株数に満たない株式)であれば、数百円程度で株式を購入することができますし、100円から投資信託も購入することもできます。
親の目が届く未成年口座で少額からスタートしてみて、NISA口座が開設できるようになったらNISAを活用した投資をしていくことなどを息子さんに話してみてはいかがでしょうか。
秋山 友美
・ファイナンシャル・プランナー
・「家計コーチ」代表
・CFP(R)(一財)生涯学習開発財団認定コーチ
藤沢市に開設した「湘南おかねの相談室」を拠点にFP相談・家計診断・パーソナルコーチなどを行い、ライフプラン・住宅取得・資産運用などの講師としても活動中。
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