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光が当たると金色に輝くアイゴ

アイゴは江の島周辺でも普通に見ることができる魚です。
派手さはありませんが、差し込む陽の光に美しく輝く金色の体は、相模湾大水槽でもちょっと目をひく存在。
毒針を持つ魚として有名ですが、海藻をよく食べることも知られています。
暖かい海を好むアイゴは、海水温上昇の影響から、数が増えて活動時季も拡大中で、近年は海のゆりかごといわれる海藻の林「藻場」の食害が問題視されています。

そんなアイゴは水揚げ直後に内臓を抜かないと臭くなってしまいますが、しっかりと下処理をすればおいしい魚。
先日開催したプロのシェフが作る料理を水族館で楽しむイベント、“Bistroえのすい”では、西京焼きとラビオリの素材として登場。和食にもフレンチにも合うおいしさを実感しました。
藻場保全のためにも、おいしいアイゴの調理方法を広めて、食用の消費を増やしていきたいです。

(新江ノ島水族館 えのすいトリーター  八巻 鮎太)


新江ノ島水族館

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