大切な人たちが教えてくれた 自然に向き合うという生き方

人に寄り添い、命に向き合う助産師をしていた祖母の影響で、幼い頃から人の役に立ちたいという気持ちが強かった奈保子さん。

彼女が28歳の時、実姉が不慮の事故で急死。「昨日まで元気でいたのに…しばらくは姉の死を受け入れることができませんでした。初めて目の当たりにした命の尊さ。生きることは当たり前ではないことに気づき、その時幼い頃見た祖母の命に向き合う姿がリンクしました。生きていることへの感謝を痛感し、自然派志向にシフトしました」と奈保子さん。

その後、妻として母として、家族の健康をより気遣うようになり、栄養学を学び資格も取得。
食生活を意識し、成長期に必要な栄養素が摂取できる献立を考えます。無農薬・無添加の食材で体に優しいものを使用。朝食は腸内環境を整えるため、炊きたてご飯と具だくさんみそ汁が松下家の定番だそう。

大好きな海では子どもたちの創造力を膨らませ、砂でアーシング、流木でお絵かき、貝殻を皿に見立てた砂遊び。
潮の香り、波の音、太陽、五感を活発に刺激し、大人も子どもも自然体で心豊かな時間を過ごすそう。
家族にとって大切な時間であり大切な場所。祖母と姉が気付かせてくれた自分を大切にすること=家族を大切にすること=自然に向き合うこと! それが彼女の笑顔のひけつ。

すくすく成長中のなかよし兄弟。ママの笑顔が、家族のすてきな笑顔を引き出す。自然と向き合い、心豊かに育ってほしいそう


フリーモデル 松下 奈保子さん
藤沢で生まれ、幼少期は家族の都合でロンドンで過ごす。帰国後は再び藤沢に戻り、結婚後の今も子育てしやすい街藤沢に在住。現在は長男、次男、長女、3人の子育てを両立しながらフリーのモデルとして、フリーペーパー「Malia~shonan~」などで活躍中