【2024年8月24日号〜家計簿コーチングより】
家計管理の黄金比(固定費50%・娯楽費30%・貯蓄20%)という法則があるそうですが、私に当てはめるのは無理です。貯金もほとんどできません。
![秋山友美](https://shonan-el.co.jp/wp-content/uploads/2021/05/akiyama_ai-300x300.jpg)
黄金比はあくまでも目安、とらわれずにメリハリ第一で!
確かに家計管理の理想として「家計の黄金比率」が示されてはいますが、あくまでも目安です。それにとらわれる必要はありません。
●理想予算作成と貯蓄目標設定
まずは、自分がどこにお金をかけていきたいのかを明確にした上で、使いたいお金から自分の理想予算を作ってみましょう。
次に何のために貯蓄をするのか、目標設定をしましょう。漠然とお金を貯めようと思っていても家計管理へのモチベーションは湧きませんし、いつまでも不安は消えません。
Aさんの場合は、万が一の時に基本的な生活を1年間送るために必要なお金である「生活防衛費」は既に貯まっている状態ですので、この後、いつまでにいくら貯めるのかを決めましょう!
特に予定がない場合は、まずは40歳までに◯万円を目指すというような金額での設定でもいいと思いますよ。
老後資金など具体的に計画したければ、FPに相談するのもありです。その上で、少しでも無駄を削って貯蓄を増やすことができないかを検討します。例えば、保険は、ご自身の健康保険組合の給付内容を確認した上で見直しをしてみてください。
通信費や光熱費は定期的に見直しをしていますか? 月に数百円の節約でも「チリも積もれば山となる」です。「収入の◯%を貯蓄する」ということにこだわらず少しでも浮いたお金は貯蓄することをまずは意識してみてください。
大切なのは、自分の生活を充実させるものにはお金を使い、そうでないところは少しでも節約をするというメリハリです。副業やポイ活など収入を少しでも増やすことができないかも合わせて検討したいですね。
収支内訳
◆月間収入…240,000
◆月間支出
住居費…90,000
食費…50,000
光熱費・水道・通信費…20,000
保険料…5,000
趣味費…30,000
美容・医療費…20,000
雑費…15,000
被服費…10,000
◆現在の資産
預貯金…2,300,000
秋山 友美
・ファイナンシャル・プランナー
・「家計コーチ」代表
・CFP(R)(一財)生涯学習開発財団認定コーチ
藤沢市に開設した「湘南おかねの相談室」を拠点にFP相談・家計診断・パーソナルコーチなどを行い、ライフプラン・住宅取得・資産運用などの講師としても活動中。
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