海と共存するために選んだ道 仲間の笑顔がパワーに
海好きがこうじて今夏念願の藤沢市民となったはな子です。移住民ならではの目線で、自然をテーマに人物を紹介していきます。
記念すべき1回目の湘南ナチュラリストはボードビルダー(サーフボード職人)を目指す辻堂在住のマリエさん。
湘南エリアでは身近なアイテムのサーフボード。
実はサーフボードを作る職場環境は、シンナーの臭いやその日の気温、湿度など、厳しい環境の下、シェイプ(原型を削る)から始まる複数の作業工程をこなさなければなりません。ベストなタイミングで作業をするため、すべて経験がものをいう職人技。
男性のボードビルダーが多い中、修行中とはいえマリエさんは貴重な存在。
女性には過酷な現場で彼女を奮い立たせているのは、海への恩返しという熱い思いです。
都内から移住を決めたのは、大好きなサーフィンを通じてできた仲間たちみんなの笑顔が見たかったから。
自分が作ったボードでサーフィンするみんなを笑顔にしたい。単純すぎるがストレートな思いが、最後には海への恩返しに繋がる。
そう言い切った彼女の笑顔はまぶしく、海を愛するパワーを感じます。
「いつか成長した彼女にマイボードをオーダーしよう!」そう決めたサーフィンビギナーのはな子なのでした。
ガラスクロスを巻き付けるラミネートの作業中。
専用のマスクとキャップで防護しながら、真剣に取り組む表情が凛々(りり)しい!
ボードビルダー(サーフボード職人) マリエさん
お気に入りのファーストボードとともに写るマリエさんは、辻堂在住の33歳。
海とサーフィンに魅せられ、今年5月に都内から辻堂に移住。
日本のトップサーフィンブランドにて修行したKATSUさんと出会い、業界内では貴重な“女性ボードビルダー”を目指す修行の道へ