
社会人大学 代表コンサルタントの桑名 伸です。
学校で教えてくれない 社会の授業では、社会の本質を学び、幸せになるための (不幸にならないための)正しい考え方についてお伝えします。
今回の授業は「仕事とは何か」未来を決める大切なこと
学校で教えてくれない社会の授業では、仕事とは「能力を利益に変えること」。また、「利益にはお金の利益と心の利益の2つがあること」をお伝えしてきました。

ご意見をいただきましたので紹介します。
投稿ネーム:りんご
56歳 女性
〈ご意見〉
「仕事とは何か」この問いを入社2年目になったわが子へ聞いてみました。
答えは「報酬を得る事、報酬として先ずは賃金、自分がやった仕事への対価としてお金を貰い、その上で達成感や満足感を感じ、精神の安定という報酬が得られる」との事でした。
若い方は「言われた事をやる事が仕事」と意識している方が多いのではとご指摘ありましたが、今の若者達は自分なりの考えを持って仕事をしている方々も多いのではと思います。
りんごさん、ご意見ありがとうございます。
素晴らしい息子さんですね。というか、親子でこの会話をしているのが素晴らしいと感じました。
りんごさんと息子さんがこのような会話をする家庭環境があるからこそ、「仕事とは?」の明確な答えを息子さんは持っているのでしょう。
しかも「お金の利益」と「心の利益」の両方の報酬について話されていますね。
さて、今回のりんごさんのご意見についてですが、りんごさんにとって身の回りで「若者」を感じる相手のほとんどは、息子さんではないでしょうか。その息子さんの友人も類友(るいとも)の「考えて行動できる若者」だったりとか。違ったらごめんなさい。
私は就活生や若手社員を相手に話をする機会が多いのですが、りんごさんの息子さんのように明確な目的とそれに向かうために考え、行動する若手は少数派に感じます。
「考え行動する」と「言われたことをやる(やればよい)」とは対義語と言えます。
「言われたことをやる」をきちんと定義付けしましょう。勘違いがあるといけません。
「言われたことをやる」が悪いと言っているのではありません。「言われたこと」通りにやるのが基本形です。問題なのは「言われたことだけやる」や、「言われてやることが仕事だと思っている」ということです。「言われたことをやらない」は全く持って仕事にならないので論外です。
このことをまず理解しておいてください。
このことを理解した上で、この後は「言われたことをやる」という表現を使います。
「言われたことをやる」の問題を丁寧に伝えていきます。
ここからは若手向けの授業となります。
さて、授業を開始します。
「言われたことをやる」の問題をこれからしっかり伝えるので勉強してください。皆さんの未来にかかわる大きな課題となります。
「言われたこと(だけ)をやる」の問題はずばり、
「考えない」
もしくは「考えられない」、ということです。
前回の授業のセグメント①と②を見直してみましょう。(※前回の授業>>こちら)
セグメント①は 指示待ち、考えようとせず「言われること待ち」の状態でしたね。
セグメント②は言われたこと以外を考えようとしても考えられない、でした。
この2つは「考えて行動ができない」と結果的に同じことになります。
皆さんに質問です。
「考えない」ことを続けて人生をうまく歩き続けられる可能性はどれくらいだと思いますか?(当ページ下のより、フォームリンクからご意見をいただければ幸いです)
実社会の話をしましょう。
「考えない人」は「考える人」の中の「姑息な人」や「ずる賢い人」に当たった場合、利用される確率が大きくなります。世の中はそのようなことが多く存在します。
会社は法人とも言います。実際、法に基づき人間が運営をしている(人格)ということです。
ですから「姑息」「ずる賢い」人格で運営する会社に「考えない人」が入った場合はうまく利用される可能性あります。低賃金、長時間労働、リストラなどよく耳にしますね。
この授業内ではストレートに表現をしているので気持ちよく聞こえない方も多いでしょう。しかし、昨今では入社後3年で3割が退職する状態です。
ミスマッチと一言で言うのは簡単ですが、実際にこれからの自分の仕事に関して「考えない」もしくは「考えられない」状態で就活を行った結果と言えるでしょう。
自分の特徴は何か、仕事とは何かに対しても掘り下げて考えることをしていかなければいけません。
自分は「考えない」人ではないと言いたい気持ちはわかりますが、就職ナビサイトなどで、「履歴書、エントリーシートはこう書く」などの情報をあてにして、あまり考えずにその通りにしようとしていることに関して、「言われた通りにやればよい」ということと同じと言えるのではないでしょうか。
この「考える」「考えない」について非常に大切な事なので次回でも掘り下げていきます。

今回の授業で最後にもう一つ伝えておきます。
「考えない」は楽ですが、癖になるので注意をしてください。「動かない」も同じです。
次回の授業では「考えない」癖の原因についても詳しく伝えます。
若手の方も社会人の方も質問やご意見をいただければ幸いです。
社会人大学
代表コンサルタント
桑名 伸
「学校で教えてくれない社会の授業」では、皆さまの取り上げて欲しいテーマや、ご意見、ご感想をお待ちしております。
>>学校で教えてくれない社会の授業ご意見、ご感想投稿フォーム<<