【2025年11月22日号 vol.55】
社会人大学 代表コンサルタントの桑名 伸です。
「学校で教えてくれない社会の授業」では、学校では教えてくれない社会の本質を学び、幸せになるための(不幸にならないための)正しい考え方についてお伝えします。

過去3回の授業で「AIの正体」について取り上げてきましたが、今回は「AIの正体」の最終回となります。

この授業を行うきっかけを、今一度思い出し確認しておきます。
読者様から「AIに仕事を奪われるというけれど…」「AIに任せると自分らしい仕事にならないか不安」「会社内がAIに投げるのが仕事になっている、それでよいのか?」などの意見をご投稿頂きました。

また、ネットで「AIに仕事を奪われる職業」という情報が多く見受けられ、それを真に受けた人たちがいることも知っていたのでAIの本質、つまり「AIの正体」をお伝えしようとこの授業を行ってきました。

今回は今までの内容の結論を出す授業となります。

AIの限界(正体)を知って、

これが結論です。

その理由は以下の部下のAIのエピソードの後にお話しします。

以前、グループ企業の部下から「AIってすごいですね~」といわれました。部下からその時の内容をメールしてもらいました。

〈部下からのメール〉
AIとのやり取りは次の通りです。

AIへ私からの指示
「手洗い洗車をしたら車の屋根が凹んだ」がタイトルの4コマ漫画を作ってほしい」

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やはり内容はネットに上がっているものを組み合わせたものでした。

この部下は人間力、仕事力のある信頼できる部下です。
忙しい仕事の中、お客様向けの小冊子を作るにあたり、AIを活用したようです。良いAIの使い方だと思います。
AIを使うことにより、人間としての仕事時間を増やすことができていますね。

改めて、「AIは何の略か」確認してみましょう。

AIは人間の知能をコンピュータに模倣させる技術で、様々な分野で活用されています。

おもしろい、人間の模倣をするのがAIだったのですね。AIの回答は、そもそも人間が発信している情報の組合せと、ここからも分かりますね。

AIの正体を知って

◎安心できる人

・自分で考えて行動できる

・独創性がある

・感情労働(人との関わり)が得意

・様々な実体験を持つ(体で情報を覚える)

・答えがわからないものにチャレンジできる etc…

 

◎恐れる人

・物事を組み合わせて考えることができない

・情報源がネット中心

・実経験が少ない

・定型的業務を好む

・頭脳労働が多く、感情労働が少ない etc…

きちんと伝えるにはもっと多くお伝えしたいところですが。
最近感じていることですが、「勉強はできるけど仕事ができない」的な人が多いと感じます。

すごく計算も早く、PCも使いこなすのですが、作業はできるけれど、手順がないとその仕事の目的に到達できないという感じです。
「勉強・計算」と「知恵・トンチ、人間力」は別物だと思います。
若い方にはぜひ「安心できる人」側に成長していただきたいと願っています。

社会人大学
代表コンサルタント
      桑名 伸

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