【2026年1月24日号~家計簿コーチングより】

キャッシュレス決済が中心の生活になり、家計簿アプリで収支の記録を見るだけで終わっています。
家計改善につなげるためのポイントを教えてください。

藤沢市・Mさん(42歳、夫44歳、子ども12歳)
藤沢市・Mさん(42歳、夫44歳、子ども12歳)
秋山友美
秋山友美

家計簿の目的は「振り返り」と「対策」。アプリは意識して見る習慣を

キャッシュレス決済が主流となり、家計簿アプリを利用する人は増えています。
クレジットカードや電子マネーを自動連携すれば、手間をかけずに家計簿が完成する便利な時代です。
一方で、「記録はあるのに見返していない」「家計に変化がない」という声も少なくありません。
家計簿の目的は、記録そのものではなく、「振り返り」と「対策」にあります。
家計簿アプリは、自動でつけられているからこそ、意識して見てみる習慣をつくることが大切です。
例えば、週に1回。
細かい金額を確認する必要はありません。
「今週は何にお金を使ったか」
「想定より多い支出はどれか」を眺めるだけでも十分です。

■項目を分類して無駄な支出を発見
その際に重要になるのが、項目の分け方です。
例えば食費全体をひとまとめにしていると、どこに無駄があるのかが見えにくくなります。
「食費(自宅用)」「家族外食費」「夫食費」「妻食費」などに分けてみましょう。
すると、「外食が続いている」「夫の昼食代が意外とかかっている」「自分のランチやカフェ代が積み重なっている」など、
誰が・何に使っているかが自然と見えてきます。

■使えるツールにするための一工夫
自動連携されている支出も、週1回項目を整えるだけで、家計簿は一気に「使えるツール」になります。
完璧に分類しようとせず、気になる支出だけを直す意識で十分です。
また、人によっては、あえて手間をかけたほうが支出を意識できる場合もあります。
全体像は家計簿アプリで把握しつつ、つい買ってしまうコンビニの飲み物やおやつなど、
見直したい項目だけを別のシンプルな家計簿やメモで手入力してみるのも一案です。
「記録する」ことで、無意識の出費に気づきやすくなります。

■自分に合った形で振り返り、家計改善へ
家計簿は、完璧につけることを目指すものではありません。
前述のように、自分の生活に合った形で振り返りながら、少し行動を変えていく。
その積み重ねが、無理のない家計改善につながります。

秋山 友美

・ファイナンシャル・プランナー
・「家計コーチ」代表
・CFP(R)(一財)生涯学習開発財団認定コーチ
藤沢市に開設した「湘南おかねの相談室」を拠点にFP相談・家計診断・パーソナルコーチなどを行い、ライフプラン・住宅取得・資産運用などの講師としても活動中。


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