【2026年3月14日号~家計簿コーチングより】
満期の150万円を他の口座に移して月5000円程度、老後の備えにNISAで積み立てを始めようかと迷っています。現在専業主婦で収入がなく冒険はしたくありません。
目的別にお金を整理して計画を立てながら投資を小さく始めましょう
物価上昇が続く中、「このまま貯蓄だけで本当に大丈夫だろうか」と感じる人は少なくありません。
結婚時に預けた150万円の定期預金が満期を迎え、「このまま預け直すだけではもったいないのでは」と感じるのは、とても自然なことです。
大切なのは、「NISAか、ゆうちょの定期か」と二者択一で考えるのではなく、そのお金をいつ、何のために使うのかという目的から整理することです。
日常的に使うお金、数年以内に使う予定のあるお金、老後など将来のためのお金では、適した置き場所は異なります(表参照)。
また、定期預金であっても金融機関によって金利は異なり、安全性を重視する資金でも、選び方次第で条件を良くすることは可能です。
Aさんの場合、今後は教育資金の準備も必要になるため、時期や金額を意識した計画を立てておくことも大切です。

その上で、当面使う予定のない将来資金についてはNISAの活用を検討する余地があります。
NISAは運用益が非課税になるメリットがある一方、元本が保証されているわけではなく、短期的に大きく値下がりする可能性もあります。
だからこそ、Oさんが考えている月5000円程度の積立投資から始めるのは、リスク(収益の振れ幅)を抑えながら投資に慣れるという点で無理のない選択といえるでしょう。商品は「つみたて投資枠」で購入できる投資信託の中から運用内容やリスクの特徴を確認して選んでみてはいかがでしょうか。
投資に対して「できれば冒険はしたくない」と感じるのは、とても自然なことです。
大切な資金だからこそ、慎重になるのは当然ですし、その感覚は大切にしながら、時間を味方につける積立投資を小さく始めることが、将来の安心につながっていくと思いますよ。
秋山 友美
・ファイナンシャル・プランナー
・「家計コーチ」代表
・CFP(R)(一財)生涯学習開発財団認定コーチ
藤沢市に開設した「湘南おかねの相談室」を拠点にFP相談・家計診断・パーソナルコーチなどを行い、ライフプラン・住宅取得・資産運用などの講師としても活動中。
相談受付中!
1カ月の家計簿と相談内容(詳細な家計簿なしで相談のみもOK)を書いて、ご応募ください!


