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脳の寿命を考えよう
人生百年時代といわれますが、生活の質を保って素敵な毎日を過ごしたいものです。そのためには、身体の健康以上に、脳が健やかにずっと機能し続けることがとても大切ですね。認知症が進み人格が変わり、大切な思い出を失くし、家族や自分の事も分からなくなる、このような思いもよらない事になるリスクが日常のすぐ近くにひそんでいます。何故、このようなことになるのでしょう。
悪の根源は脳の酸化
現代人の生活を囲む心理的ストレスや食品添加物・ファストフードなど食品要因のストレスが身体の酸化を助長させています。このような酸化ストレスは、アルツハイマー型認知症と深く関わっており、脳内にこびりつくアミロイドベータの蓄積を増加させて認知症の進行リスクを高めることが実験で確かめられています。
認知症、数字で見よう
2025年には、65歳以上の高齢者の約20%が認知症になると推計されています。なんと5人に1人が認知症になる計算です。また、認知症の発症率は加齢とともに高まる傾向があります。80代後半になると男性は約35%、女性は約44%に急増しています。
認知症は一方通行
ひとたび認知症になると回復は困難です。認知症は一方通行の病気です。ですから病気ではないが健康とも言い切れない『未病』の段階で、早期の対策を行い改善に努めることが本当に大切なのです。痛みもなく静かに始まる認知症による脳機能の退化に真剣に向き合う時が来ています。
新しい成分への期待
今、米ヌカから抽出されたポリフェノールであるフェルラ酸に私たち健康増進事業部は注目しています。非常に高価な成分であったフェルラ酸を、和歌山県の築野食品が世界で初めて米ヌカから大量に生産することに成功し、健康サプリとして私たちが手にできる価格を実現できるようになりました。フェルラ酸は、植物の細胞壁に含まれその酸化を防いでいる物質です。特に、その抗酸化作用によりアルツハイマー型認知症の予防や糖尿病、高コレステロール血症、メラニン生成抑制に効果が期待されています。また、最近アルツハイマー型認知症の主たる要因の一つである酸化タウタンパク質の脳内の蓄積を低下させる作用があると報告もされています。

今回は、アルツハイマー型認知症に効果が期待されているフェルラ酸の商品開発の経緯をお話ししたいと思います。
高野山とフェルラ酸
健康増進事業部のSですが、赤坂で広告の仕事をしていた中で、大阪芸術大学で教授をされていたアートディレクターの高岡一弥先生と親しくなりました。彼は空海の信奉者で、ご紹介を頂いて高野山の三宝院の宿坊に泊ったことがあります。三宝院は、空海の母親・玉寄御前によって創建された由緒あるお寺です。宿坊ですので簡素高潔な雰囲気で、早朝に読経がありご住職のお話を聞けます。本堂の天井は一面の灯籠が下げられ荘厳な雰囲気で、壁には月と猪に乗った摩利支天様の像が描かれていました。 このお寺の檀家さんが、高野山の麓で玄米から油や有用成分を抽出しておられた築野(つの)食品工業さんで、同社の方と後日赤坂でお会いしました。日本でも有数の素材メーカーです。その時に築野さんから『これからの高齢化社会に必要な成分』として紹介を受けたのがフェルラ酸です。私は当時商品開発をしていたものですから、新事業として健康産業を立ち上げたばかりの大手菓子メーカーのL社に商品化の提案をしましたが、日本ではフェルラ酸は、まだまだ知られていなかった事もあり採用には至りませんでした。しかし、高齢化社会を迎える日本には必要な成分だと深く心に刻んでおりました。
新聞社とフェルラ酸
その後、湘南える新聞社で働くご縁を頂きました。地域社会に密着し、その社会問題と向き合っています。今、藤沢市は人口約44万人のうち約11万人が高齢者で、認知症対策が待ったなしの社会問題でした。2025年(1月)の統計に見ると高齢化率(65歳以上人口の比率)24.68%。もう約4人に1人が高齢者社会です。そこで、弊社の代表に認知症による社会問題の解決策の一環としてフェルラ酸の商品化を提案したところ、即座に『やりたい、地域貢献のために物販に取り組む』と回答を得ました。そこで、厳格な安全基準をクリアしたフェルラ酸を使用して、国内で最大量配合したサプリの商品化にたどり着きました。認知症の未病の改善に役立つ事を願っています。
次号…最近の研究とフェルラ酸
次の号で最近のフェルラ酸の研究の内容などをお話ししたいと思います。

今回は、私たち健康増進事業部が、高齢化社会の大問題である認知症の改善のため着目しているフェルラ酸の働きについてお話をします。
抗酸化力
私共に原材料を提供頂いている会社で、世界で初めてフェルラ酸の量産に成功し高い技術力をもつ築野(つの)食品工業株式会社研究開発部に話を伺いました。
画像❶は、アボカドの酸化変色テストです。基準となる左図のコントロールは何も付けない状況、アスコルビン酸はビタミンCのことです。一見して、はっきり分かるようにフェルラ酸が特に高い抗酸化力を持つことがお分かりいただけると思います。

アミロイドβと認知症
酸化により私たちの身体、皮膚や内臓は老化します。中でも脳は、他の臓器に比べ酸素の消費量が非常に多いため活性酸素の影響を受けやすく、さらに脳の約半分は活性酸素に作用しやすい脂肪で出来ているため、尚更そのダメージを大きく受けやすくなっています。このようにして酸化ダメージが蓄積した脳は、恒常的にアミロイドβを生み出すことがわかっています。アミロイドβは神経細胞に毒性を持つタンパク質で、その増加や蓄積により、脳の神経細胞を損傷させ神経機能不全により神経細胞死を招きます。このように神経細胞が傷つき、変性することによって認知機能は低下していきます。画像❷のようにフェルラ酸は、このアミロイドβの量を抑制し、神経細胞を生存させる事が確認されており、認知症、特にアルツハイマー型認知症の改善に働きます。
ると思います。

※次号では、脳の神経突起が伸びる話をします。

ヒトの脳内では、膨大な数の神経細胞が神経ネットワークでつながっていて、生きるために必要な知覚、運動、記憶・学習などの脳の機能を支えています。その神経細胞は、軸索(じくさく:情報を伝える繊維)と樹状突起(じゅじょうとっき:情報を受け取る役目の突起)の間のシナプスという接点で情報伝達を行います。ここの機能がとても大切です。
フェルラ酸と神経突起
日本有数の素材メーカーである築野食品工業株式会社でデータ取得されているものですが、フェルラ酸が、脳の神経突起を伸ばし神経伝達をスムーズにして、脳機能を向上させることが、その研究データで報告されています。実際に、脳機能の向上効果として、神経組織の伸長が確認されています。図❶のように脳の神経突起は、加齢により萎縮したり変性したりして情報伝達物質が届かなくなる事が認知症の原因の一つになっています。フェルラ酸は、この神経突起を伸ばして図❷のように情報伝達をスムーズに行うことで脳機能を向上させることが分かっています。

人の脳細胞での検証
実際に人の神経細胞にフェルラ酸を添加して神経突起の伸長効果を観察したのが図❸になっています。黄色が細胞体で紫が神経突起です。コントロール(何もつけない状態のサンプル)では神経突起の伸びが大きくないのに対してフェルラ酸を1ミリモーラー添加した細胞ですと神経細胞の伸びが良くなっていて情報伝達がスムーズに行われていることが確認できています。
※次号は、脳の神経細胞をつなぐシナプスで働く神経伝達物質の量が回復する話をします。

アセチルコリンって何するの?
脳の神経細胞をつなぐシナプスで働く神経伝達物質アセチルコリンの量が回復する話をします。脳の中で情報を伝達するこのアセチルコリンがボケないためにとても大切です。
善か悪か、アミロイドベータ
病原体や有害物質が侵入した時、脳は、これに対して毒性をもつアミロイドβ(ベータ)を分泌して侵入者を撃退しようとします。しかし、このアミロイドβが慢性的に分泌され続けると、その毒はやがて自らの脳神経細胞やシナプスを害するようになります。アミロイドβは神経細胞に直接的・間接的に毒性を示すのです。このようにして神経細胞が障害されると、そこから分泌されるアセチルコリンの量も減少します。そして、アセチルコリンの分泌量が低下すると、これにより作動する脳神経の機能も低下します。その結果、思考・言語・記憶などの機能が低下しアルツハイマー型認知症の症状が現れると考えられています。
アセチルコリンが増えた
実際に下のグラフが、そのアセチルコリンの量に与えるフェルラ酸の働きのデータになります。縦軸がアセチルコリンの量です。フェルラ酸溶液を4週間摂取させたマウスに、アミロイドβを投与したのが真ん中の棒グラフです。一見して分かるようにアミロイドβの投与により神経伝
達物質のアセチルコリン量が減少します。そこにフェルラ酸を投与することで左下のオレンジの棒グラフに見られるように、アセチルコリンの量が回復しています。フェルラ酸は、脳内でアセチルコリン量の低下を抑制して、脳機能を回復させる働きがあるのです。


認知機能テストで証明された
健常な人を対象にした効果測定データの結果が、築野(つの)食品工業株式会社から示されています。テストは、実際にフェルラ酸を摂取した4人と、プラセボを摂取した4人の比較で行われました。プラセボとは、「見た目は薬そっくりなのに、有効成分を含まないもの」です。人は、「薬を飲んだ」「治療を受けた」と信じるだけで、本当に体調が良くなることがあります。これを『プラセボ効果』と呼びますが、テストにおいてプラセボ効果が働いてしまうと、正しい結果を出すことができません。そのため、プラセボ効果を除外し、客観的な評価を行うために、『プラセボ対照試験』が行われます。毎日300mgフェルラ酸を摂取した人とプラセボを摂取した人で27日後に、コンピューターを使用したウェブ認知機能検査のコグニトラックス(COGNITRAX)が実施されました。言語記憶・視覚記憶・記憶力・注意力・処理速度・実行機能など広範囲の機能領域を測定、結果は数値で表示されます。実際の結果が左図になっています。グレーの線がプラセボを摂った人でオレンジの線がフェルラ酸を摂った人です。0日と27日で、その変化量を示しています。標準化スコア(年齢を加味し平均化した分析)で、フェルラ酸を摂取したグループが、総合記憶力(言語記憶+視覚記憶の総合評価)と視覚記憶力(図形を覚える力)で優位なスコアが表れていました。


軽度認知症の方に、実際に摂取してもらった
フェルラ酸の混合物で人の認知する力を向上させるデータが日本有数の素材メーカーである築野(つの)食品工業株式会社から紹介されています。軽度認知症(MCI)をもつ65歳〜85歳の高齢男女56名を対象に、フェルラ酸200㎖とガーデンアンジェリカという成分40㎎を48週間摂取してもらい、2種類の認知症検査を受けてもらった結果がa・b図です。

スコアでわかる効果
まず、aの図のテストはスコアが低くなるほど認知機能が改善されていることを表しています(記憶・言語・行為・を評価する11の項目のテストであるADAS-Jcog:アルツハイマー病評価尺度日本語版)。また、bはスコアが高ければ高いほど認知機能が良くなっていることを表しています(神経心理テストであるMMSE:ミフェルラ酸の混合物で人の認知する力を向上させるデータが日本有数の素材メーカーである築野(つの)食品工業株式会社から紹介されています。軽度認知症(MCI)をもつ65歳〜85歳の高齢男女56名を対象に、フェルラ酸200㎖とガーデンアンジェリカという成分40㎎を48週ニメンタルステート検査)。フェルラ酸摂取後に、プラセボ(何も有効成分のない試薬)に比べて両検査共にに改善されていることが論文で確認されています。フェルラ酸の優れた抗酸化・抗糖化作用は、脳機能向上やアルツハイマー型認知症の改善効果さらに血中脂質の改善でその働きが現在分かっています。私たちは、本当にフェルラ酸を多くの方々にのんでいただき『いきいきした健康な暮らし』を過ごしていただきたいと考えています。

生活習慣病にも!
フェルラ酸は、脳機能向上やアルツハイマー型認知症の改善効果の他にも、コレステロールと中性脂肪の減少に効果があることが分かっています。以下、日本有数の素材メーカー築野(つの)食品工業株式会社から紹介を受けたデータでご説明いたします。

フェルラ酸の力
高脂血症の患者48名に1日にフェルラ酸1000㎎とプラセボ(有効成分を含まないもので、対象の試薬と同様の見え方のもの)を6週間、各24名の方に経口摂取してもらった結果が左の表です。実際にプラセボに比較して薄く黄色で塗られた表の部分で示されているように、総コレステロール・中性脂肪・LDLコレステロールともフェルラ酸を1g(1000㎎)摂取することで減少する効果が確認できました。これは論文で報告されています。表中の一番右のPとは、P値のことです。0.05を基準に偶然と考えにくい差として評価されます(0.05は偶然起こる確率が5%以下という意味)。低いほど必然性が高いと解釈されます。


糖化にも効果
今回は、フェルラ酸に脳機能向上やアルツハイマー型認知症の改善効果の他に糖化抑制効果がある事についてお話します。私たちの身体の中には、AGEs(AdvancedGlycation EndProducts)という糖化に関係する物質があります。糖とタンパク質や脂質が非酵素的に結合し「糖化反応」によって生成される化学物質の総称です。フェルラ酸は、この糖化物質の生成を抑制する効果が確認されています。AGEsを阻害する薬には、アミノグアニジンがありますが、フェルラ酸を1パーセントの濃度で摂取することで、この糖化を阻害する薬品であるアミノグアニジンと同等の効果を確認できます。

研究者の言葉
上の表がそれを表しています。縦軸が抑制率を示しています。上に行けば行くほど抑制効果が高くなります。たんぱく質であるアルブミン(青い棒グラフ)、コラーゲン(オレンジの棒グラフ)、エラスチン(グレイの棒グラフ)とグルコースなどを含む溶液に、フェルラ酸溶液やAGEs生成抑制薬のアミノグアニジンの濃度を変えて加えて測定しています。右から二つめのフェルラ酸を1パーセント加えた棒グラフでは、アミノグアニジンの抑制効果をやや超えているのが確認できます。フェルラ酸は認知機能の向上に役立つと同時に、身体の糖化抑制に関しても効果があるというデータが築野(つの)食品工業株式会社から紹介されています。


