【2026年8月8日号~家計簿コーチングより】

藤沢市・Hさん(69歳)

夏休みに孫2人が1週間ほど、わが家で過ごします。会えるのは楽しみですが、遊びに連れて行く費用などが思いのほか多額になり、疲れもたまりそうです。

秋山友美
秋山友美

祖父母だからと頑張り過ぎず、お金も体力も見守る責任も分け合って

夏休みは、お孫さんとの時間を楽しみにしている祖父母世代が多い一方、「食費やレジャー代が思った以上にかかる」「体力的に少し心配」という声もよく聞きます。
お孫さんが祖父母宅で過ごす機会が増える帰省シーズン。
楽しい時間だからこそ、無理をし過ぎないことも大切です。
Hさんは今年初めて長期間お孫さんたちの世話をすることになり、心配が多いようですね。

お金をかけない楽しみ方も
お孫さんとの思い出づくりは、お金をかけなくても十分できます。
図書館で本を借りたり、公園で虫探しをしたり、市町村の無料イベントに参加したり、一緒に料理や家庭菜園を楽しんだり。
「何をしたか」より、「一緒に過ごした時間」が子どもにとっては心に残るものです。

予算を決めて気持ちよくお金を使う
FPとしてお勧めしたいのは、「お孫さん予算」をあらかじめ決めておくことです。
使い過ぎるのではないかと不安に思っているよりも「何にいくら使うか」を先に決めておくほうが、満足度も高くなります。
思い出づくりは、「生きたお金の使い道」です。
家計に負担の少ない範囲で気持ちよく使える金額を決めておけば、「使い過ぎた」という後悔は少なくなります。
また、お出かけや特別な体験は、お子さんにも協力をお願いするなど、無理のない役割分担をしておくと安心です。

万が一への備えに保険を確認
長期間預かる場合は、万が一への備えも確認しておきましょう。
お孫さんが誤って物を壊したり、自転車で人にけがをさせたりした場合に備え、「個人賠償責任保険」の補償内容を確認しておくと安心です。
個人賠償責任保険は火災保険や自動車保険、クレジットカードの付帯補償に含まれていることが多いです。
お孫さんとの時間はかけがえのない宝物です。
だからこそ、祖父母だからと頑張り過ぎず、お金も体力も、そして見守る責任も、ご家族みんなで分かち合いながら、笑顔あふれる夏休みを過ごしてくださいね。

秋山 友美

ファイナンシャル・プランナー。CFP(R)(一財)生涯学習開発財団認定コーチ。「家計コーチ」代表。商品販売を一切しないFPとして、湘南を拠点にFP相談・家計診断・パーソナルコーチを行う。ライフプラン・資産運用などの講師としても活動中


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