夫婦共働きです。
これまでは特に意識しないで夫婦別会計でお金を使ってきました。
不妊治療を始めるのでお金がかかりそう。
節約したいので何から始めたらいいか教えてください。

藤沢市・Mさん(30歳)
藤沢市・Mさん(30歳)

秋山友美
秋山友美

無理なく節約するには
支出の「見える化」に着手を

これから不妊治療にお金がかかるとのこと。
私も経験していますが、治療によっては身体に負担もかかり、仕事を続けながらの治療はとても大変なケースもあると思います。
無理なく節約して治療費を捻出できるように早めにお金の流れを整えていきましょう。

まず、神奈川県と藤沢市の「特定不妊治療費助成事業」について詳細を把握しておきましょう。
助成を受けることができる人の条件や申請方法などを市のHPで確認することができます。

節約の第一歩は、固定費の見直しです。
水道・光熱費、通信費、保険料に見直しの余地があるので、まとめて一気に見直しをしましょう。
固定費を支出した後のお金の中で治療費も含めてやりくりをしていくことになりますが、その他の支出を「見える化」することが大事です。
手始めに、現在何にいくら使っているのか記録した上で予算を決めてみましょう。

例えば、二人の食費と日用品8万円、小遣い5万円ずつとしても、6万3000円が治療など予備費として利用できるようになります。
さらに固定費の節約ができれば、その分も予備費または預貯金にあてることができますね。

不妊治療やその後の子育ては二人で力を合わせて行っていくものです、この機会にお金も夫婦二人で一緒に管理できるようにしておきましょう。

秋山 友美

ファイナンシャル・プランナー。
CFP(R)(一財)生涯学習開発財団認定コーチ。
「家計コーチ」代表。

藤沢市に開設した「湘南おかねの相談室」を拠点にFP相談・家計診断・パーソナルコーチなどを行い、ライフプラン・住宅取得・資産運用などの講師としても活動中。

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