「えのすい」が教えてくれる
相模湾の食べられる魚のお話
スーパーの魚屋さんで、飼育用として売られていた30cmほどのネコザメを見て私は思いました。
「…ネコザメってどんな味がするんだろう?」。
お店の主人には「食えたもんじゃねーぞ」と脅かされましたが、好奇心が勝り購入。
まずは刺身でいただくと「あーうん…確かに」。
そんなリアクションをした覚えがあります。
さてどうしたものか?
調べてみると、「なます」という調理方法を見つけました。
酢で身を締めてから、味噌(みそ)と大葉やネギなどをあえていただきます。
すると、サメ特有の鼻をつくようなアンモニア臭が消え、淡泊な身に味噌と薬味が良く合って、とても美味に!
臭みさえどうにかできれば、どんな料理にも合う無限の可能性を秘めている!…ような気がしました。
夜行性のネコザメは、夕方になると活発に泳いでいることが多いので、相模湾大水槽の中を探してみてください。
(新江ノ島水族館 えのすいトリーター 山本 岳)
新江ノ島水族館
TEL 0466-29-9960
藤沢市片瀬海岸2-19-1
https://www.enosui.com/
営業時間や内容についてはホームページで確認を