現金以外のお金について、使い方や管理方法など、子どもに教えるポイントを教えてください。

藤沢市・Sさん(42歳)
藤沢市・Sさん(42歳)

秋山友美
秋山友美

親子で話し合ってお金の使い方のルールを作りましょう

キャッシュレス時代の金銭教育のステップ

(1)お金には限りがあることを日常生活の中で経験をさせながら教えて、お金の価値を認識させる

(2)お小遣いを活用して、お金の管理の必要性を身に着けさせる

(3)プリペイド式(前払い・チャージ式)のキャッシュレス決済を利用して、利用履歴を管理させる

 

前回(8月28日号)は小さいお子さんのお小遣いについて取り上げました。
今回は子供の成長につれて気になる金銭教育について考えてみましょう。

Sさんは「親のカードを使って買い物をしたり、ゲームに大金を費やす子供がいると聞きます。私たちの子供時代とは異なる金銭教育が必要だと思いますが。実際どうしたら良いか知りたいです。」とのこと。

確かにクレジットカードや電子マネーの管理は現代ならではの心配ごとですね。
キャッシュレス化はどんどん進んでいるので、怖いからと言って避けていては、お子さんが将来困ることになりかねません。
お小遣い教育と併せてキャッシュレス決済の使用方法について、親子で学んでいく必要があります。
お子さんには、お小遣いの範囲でのやりくりを求めているのに、親が勝手気ままにクレジットカードや電子マネーなどで買い物をしていては、身に付くものも身につきません。

現金と同じように、キャッシュレス決済も場合も大切なポイントは、「ルール作り」です。

確かにゲーム課金は気になりますが、しっかりとルールを決めて、その範囲で利用できていれば問題ではありません。
一概に全部ダメと決めつけるのではなく、親子で十分話し合って、お金の使い方のルールを作り、定期的に見直しましょう。
金銭教育においても“親子のコミュニケーション”がとても大切だと思います。

秋山 友美

ファイナンシャル・プランナー。
CFP(R)(一財)生涯学習開発財団認定コーチ。
「家計コーチ」代表。

藤沢市に開設した「湘南おかねの相談室」を拠点にFP相談・家計診断・パーソナルコーチなどを行い、ライフプラン・住宅取得・資産運用などの講師としても活動中。

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