えのすい」が教えてくれる

相模湾食べられる魚のお話

夕方になると活発に泳ぐネコザメ

スーパーの魚屋さんで、飼育用として売られていた30cmほどのネコザメを見て私は思いました。
「…ネコザメってどんな味がするんだろう?」。
お店の主人には「食えたもんじゃねーぞ」と脅かされましたが、好奇心が勝り購入。
まずは刺身でいただくと「あーうん…確かに」。
そんなリアクションをした覚えがあります。
さてどうしたものか?

調べてみると、「なます」という調理方法を見つけました。
酢で身を締めてから、味噌(みそ)と大葉やネギなどをあえていただきます。
すると、サメ特有の鼻をつくようなアンモニア臭が消え、淡泊な身に味噌と薬味が良く合って、とても美味に!
臭みさえどうにかできれば、どんな料理にも合う無限の可能性を秘めている!…ような気がしました。

夜行性のネコザメは、夕方になると活発に泳いでいることが多いので、相模湾大水槽の中を探してみてください。


(新江ノ島水族館 えのすいトリーター  山本 岳)

 

新江ノ島水族館


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