【2022年11月12日号〜家計簿コーチングより】

夫が定年を迎えるとき、子どもはまだ小学生。教育費に加えて老後資金が気になります。今からできる対策を教えてください。

藤沢市・Oさん(56歳)、妻(46歳)、子ども(7歳)
藤沢市・Oさん(56歳)、妻(46歳)、子ども(7歳)
秋山友美
秋山友美

今後の収入と支出の見通しを立て生活費のサイズダウンを

漠然と不安に思うのではなく、まず、今後の収入と支出の見通しを立てましょう。最初に次の事項を確認します。
①夫の定年退職後の継続雇用等制度
②退職金の見込み額や企業年金制度
③公的年金の額。ねんきん定期便には記載のない加給年金(厚生年金の被保険者が65歳の時点で、生計を維持されている18歳未満の子や65歳未満の配偶者がいる場合に支給される)も確認を。
また、貯蓄型の保険を利用しているならいつ、いくら受け取れるのか確かめます。

次に支出の見込み額を算出します。教育費は一番多くかかる想定(中学から私立を考えるなら小3から塾代なども)で計算。住宅のリフォーム費用や車の買い替え費用なども洗い出しをしてみましょう。

妻は扶養内でパート勤務とのことですが、お子さんの成長に合わせ、厚生年金に加入する働き方を検討しましょう。夫も60歳以降も厚生年金に加入をする働き方を続けるなど、年金を増やすことを意識した働き方を検討してみてください。老後資金対策になります。 

60歳以降の収入減に備え、今から少しずつ生活費のサイズダウンを実践していきます。全体的に節約を心がけ、現状42万円→41万円のように徐々に縮小を。50代前後の夫婦の場合、メリハリが重要。お金をかけたい部分と節約するところを夫婦で話し合い、数百円でも節約を。直近で必要な貯蓄はできていますので、今後貯めるお金は一部運用も検討。つみたてNISAから始め、妻の働き方が変わったらiDeCoを利用するなど、有利な制度も活用していきましょう。

◆月間収入(手取り)
夫…400,000
妻…80,000

◆月間支出
家賃…100,000
食費…90,000
光熱費…23,000
教育費…70,000
通信費…12,000
日用品…20,000
車関係費…10,000
保険…40,000
医療費…5,000
レジャー費…30,000
貯蓄…60,000
そのほか…20,000

◆ボーナス収入
給与…1,200,000

◆ボーナス支出
固定資産税等…200,000
レジャー費…300,000
保険料…200,000
家具など…300,000
貯蓄…200,000

◆現在の資産
預貯金…15,000,000


秋山 友美

・ファイナンシャル・プランナー
・「家計コーチ」代表
・CFP(R)(一財)生涯学習開発財団認定コーチ
藤沢市に開設した「湘南おかねの相談室」を拠点にFP相談・家計診断・パーソナルコーチなどを行い、ライフプラン・住宅取得・資産運用などの講師としても活動中。


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