現在は妻の収入には手をつけずに生活し、貯金は全て都市銀行の普通預金です。
このまま預け続けていてよいか悩んでいます。
老後の備えとしては、今から個人年金保険に加入すべきでしょうか。
いつ、いくら必要か、ライフプランを検討することから
◆月間収入(手取り)
夫 ………………230,000
妻 ………………170,000
◆月間支出
住宅費 …………75,000
食費 ……………40,000
水道・光熱費 …14,000
通信費 …………15,000
小遣い・夫婦 …20,000
日用品・雑貨 …10,000
被服費 ……………6,000
交際費 …………10,000
貯金 ……………180,000
その他 …………30,000
手取り合計 ……500,000
◆ボーナス支出
自由資金 ………200,000
預貯金 …………300,000
奨学金返済 ……400,000
◆現在の資産
貯蓄 …………4,000,000
共働き世帯は一般に支出が膨らみがちですが、
Yさん夫妻は上手に家計を管理して、しっかり貯金ができています。
結婚して間もないので、今後の生活設計がまだ確実には定まっていない様子ですが、お子さんが生まれたり、住宅を購入したり、大きな節目がいくつかあることでしょう。
ライフプランを考えることから始めて、いつ、どのくらいのお金が必要なのかを予測してみませんか。
老後の備えをどうするかは、気がかりですね。
無理のない範囲で老後資金の積み立てを始めるのは賛成ですが、個人年金保険のような老後まで長期間お金が固定されてしまう金融商品を、今すぐ契約するのは得策ではないと思います。
Yさん夫妻がお子さんを望んでいるなら第一子出産後の妻の働き方や家計状況のめどが立つまでは、いつでもお金を使うことのできる、流動性のある金融商品を選ぶことをお勧めします。
貯金については、今は普通預金の金利が0.001%(税引前)なので、すぐに使う予定のないお金を預けておくのは、確かにもったいないですね。
当座使わないお金は少しでも有利な金利のところを選びたいものです。
銀行の定期預金でも今は金利が20~40倍の差があります。
特にこれから冬のボーナス時期はネットバンキングや地元の信用金庫などがキャンペーン金利を打ち出してくる傾向があります。
アンテナを張って有利な金融機関への預け替えも検討しましょう。
秋山 友美
ファイナンシャル・プランナー。
CFP(R)(一財)生涯学習開発財団認定コーチ。
「家計コーチ」代表。
藤沢市に開設した「湘南おかねの相談室」を拠点にFP相談・家計診断・パーソナルコーチなどを行い、ライフプラン・住宅取得・資産運用などの講師としても活動中。
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