夫は会社員、私は小物製作の教室を自宅で開講し、イベントにも出店して毎月8万円程度の収入があり、貯蓄もできていました。
しかし、今回収入が激減していまい、今後の教育費などが心配です。

藤沢市・Aさん(42歳)
藤沢市・Aさん(42歳)
秋山友美
秋山友美

個人事業主への支援策を確認
固定費の見直しで節約を

Aさんは、お子さんの教育費などを考えると、教室をやめてパートで働き始めるほうがいいのか悩んでいるそうです。

まずは、「神奈川県新型コロナウイルス感染症拡大防止協力金」や「持続化給付金」など個人事業主に対しての支援策がAさんの場合、対象にならないかを確認しましょう。
申請は難しく感じるかもしれませんが、せっかくここまで続けてきた教室を存続させるためだと思って頑張りたいところです。

次に今後の見通しを立てましょう。
確かにお子さんが中学生以上になると教育費がかさみます。
例えば、公立の中学や高校では、塾代などを含めて月平均4万円程度の費用がかかります。
それを支払いつつ、受験期の塾代や大学資金を貯めるとすると、これまでと同じ程度の収入は確保したいところです。

しかし、新型コロナウイルスが終息したとしても、これまでと同じ方法では、同じだけの収入を得られない可能性もあります。
この機会に、新しいやり方も含めてこれからの教室運営をどうするか事業計画を立て直しましょう。
個人事業かパートかどちらかに絞る必要はないと思います。
実際に両立している人も多いです。
支出については、全体的に少しずつ節約ができそうです。
まずは、通信費や保険料などの固定費を見直すことで節約ができないか、そこから取り組んでみてください。

秋山 友美

ファイナンシャル・プランナー。
CFP(R)(一財)生涯学習開発財団認定コーチ。
「家計コーチ」代表。

藤沢市に開設した「湘南おかねの相談室」を拠点にFP相談・家計診断・パーソナルコーチなどを行い、ライフプラン・住宅取得・資産運用などの講師としても活動中。

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