60歳まで勤めるつもりでしたが、会社の求めで早期退職しました。
年金を受け取るまでどのように働くのがよいでしょうか。

藤沢市・Mさん(57歳)
藤沢市・Mさん(57歳)

秋山友美
秋山友美

社会保険、生活資金、生きがい
3つの視点で考えてみましょう

収支内訳

◆月間支出

食費 ……………50,000

光熱・通信費 …10,000

保険料 …………15,000

日用品 …………5,000

車関係費 ………15,000

交際費 …………20,000

◆現在の資産

預貯金…………1,600,000

 

60歳女性の平均余命は29.17年(令和元年簡易生命表)となっており、人生100年時代が現実的になってきています。
仮に残りの人生43年と考えた時に、Mさんはどのような時間の使い方をしたいですか。

働くことは収入を得るだけではなく、自己実現や生きがいにつながることもあります。
今後できるだけ長く働き続けたいのか、あるいは年金受給までの間の収入確保をすればよいのか、いずれかによって働き方が大きく変わってきます。

お金の面だけを考えると、契約社員やパートでもよいので、まずは厚生年金に加入できるような働き方が望ましいです。
現在の年金見込み額は60歳までこれまでと同じ働き方をした場合に受け取れる額のため、現状では年金見込み額も減る可能性が高いです。
受給する年金額を維持するためには、できるだけ長く厚生年金に加入しておきたいです。

一方、厚生年金に加入しない働き方となると、現状の年金受取額を少しでも減らさないために60歳まで国民年金保険料年間約20万円をご自身で支払う必要が出てきます。

預貯金は、取り崩さずに住宅のリフォーム代や車の買い替え費用、介護のお金など毎月の生活費以外で今後必要となってくるお金用にできるだけ残しておきたいですね。
生活費が現状は年間で138万円かかっているとのことなので、社会保険料や税金を引いた手取りでその分を補えるだけの収入は欲しいところ。
それ以上の収入があれば、ご自身のために使うゆとり資金や将来のための貯蓄に回すことができます。

このように社会保険の視点、生活に必要な収入という視点、そしてご自身の生きがいやライフスタイルの視点3つの視点で考えてみてはいかがでしょうか。

秋山 友美

ファイナンシャル・プランナー。
CFP(R)(一財)生涯学習開発財団認定コーチ。
「家計コーチ」代表。

藤沢市に開設した「湘南おかねの相談室」を拠点にFP相談・家計診断・パーソナルコーチなどを行い、ライフプラン・住宅取得・資産運用などの講師としても活動中。

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