前号の「投資信託の仕組みや始め方」の質問の続きです。
投資信託には種類が多いので比較検討して選ぶポイントを教えてください。

藤沢市・Fさん(46歳)
藤沢市・Fさん(46歳)
秋山友美
秋山友美

投資対象、運用方法、過去の
成績と手数料などを比較

種類豊富な投資信託の中から商品を選ぶのは難しいものです。書籍などを参考にしている人も多いですが、その場合でもどのような商品なのか知ることは大切。選択のポイントをお伝えしましょう。
■リターンとリスク
自分が何に投資をしようとしているのか、投資対象を確認した上で、リターンとリスクの考え方を理解しておきましょう。リターンとは、投資を行うことで得られる収益。リスクとは、リターンの振れ幅のことです。一般的には右の表のようにリターンが大きいものはリスクも大きい傾向があります。例えば、海外株式などは、大きな利益が出ることもありますが、大きな損失が出ることもあるということを知った上で商品を選びます。

■運用方法の違い
次に運用方法に注目してください。日経平均株価などの指数に連動するように作られた「インデックスファンド」か、指数に捉われずに独自の運用をする「アクティブファンド」かを選びます。インデックスファンドは、指数連動と分かりやすく、手数料も低く抑えられているため、初心者向けと言われることも多いです。
しかし、インデックスだから「安心」というわけではありません。あくまでも運用方法の違いだということは押さえておきましょう。

■投資信託比較サイトを参考に
投資対象、運用方法が決まったら、過去の成績(リターンとリスク)と信託報酬などの手数料を比較して商品を決定します。投資信託の比較サイトは比較しやすく、サイトによっては、選び方のヒントとなる情報が掲載されていますので、参考にしてもよいですね。


秋山 友美

・ファイナンシャル・プランナー
・「家計コーチ」代表
・CFP(R)(一財)生涯学習開発財団認定コーチ
藤沢市に開設した「湘南おかねの相談室」を拠点にFP相談・家計診断・パーソナルコーチなどを行い、
ライフプラン・住宅取得・資産運用などの講師としても活動中。


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