【2024年5月11日号〜家計簿コーチングより】
将来年金を受け取れるのか気がかりです。
老後に備えるお金の準備をはじめ、上手に計画する方法を教えてください。
正確な情報を入手して準備
ライフプランを描きましょう
SNSなどでさまざまな情報が流れている中、30歳前後で老後の生活について不安を抱えている人はとても多いです。
できるだけ正確な情報を入手して、準備を始めることで、今を楽しめるようにしたいですね。
まず、年金については、厚生労働省のサイト「いっしょに検証!公的年金」がお勧めです。
マンガなどでとても分かりやすく年金制度の仕組みが解説されています。
基礎となる知識が身につくと、入ってくる情報も変わってきますよ。
いっしょに検証!公的年金
https://www.mhlw.go.jp/nenkinkenshou/
老後資金の準備を早めにスタートすることも大切ですが、老後資金以外に必要なお金を貯めたり、自己投資をすることで、できるだけ長く「収入を得る力」を身につけることも重要です。
今の段階では自分の希望する人生をイメージ(ライフデザイン)して、それに必要なお金を計画(ライフプランニング)してみましょう。
漠然と不安がるのではなく、将来の見通しを立てることで、今からできる行動をスタートするためです。
日本FP協会のサイトからは、ライフイベント表や将来の収支を予測するキャッシュフロー表などをダウンロードすることができますので活用してみてくださいね。
便利ツールで家計をチェック
https://www.jafp.or.jp/know/fp/sheet/
また、ライフプランが確定していない段階では、利用目的が限定されていない「何にでも利用できるお金」を準備することも大事です。
例えば老後資金用として積み立て投資をスタートする場合でも、60歳まで引き出しができないiDeCoではなく、いつでも何にでも利用できるNISAを活用するなど流動性を意識しましょう。
将来のことは誰にも分かりません。老後資金にとらわれず、今できる行動を起こすところから始めてみてください。
秋山 友美
・ファイナンシャル・プランナー
・「家計コーチ」代表
・CFP(R)(一財)生涯学習開発財団認定コーチ
藤沢市に開設した「湘南おかねの相談室」を拠点にFP相談・家計診断・パーソナルコーチなどを行い、ライフプラン・住宅取得・資産運用などの講師としても活動中。
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