【2025年3月8日号〜家計簿コーチングより】
今は専業主婦をしていますが、2人目の子どもの話も出ており、いつから働くのがよいか、投資もしたほうがよいかなどを教えてください

教育費から逆算して働き方を検討。投資は積立型でリスクを抑えて
子育てと働き方については、お金の面だけではなく、子どもと過ごす時間、そしてMさんのキャリアを踏まえて考える必要があるので悩みますよね。お金の面では、家計簿を拝見するとメリハリをつけながら、毎月の収入内で管理をしている様子がよく分かります。
貯蓄額を見るとボーナスを活用してしっかりと貯金できているようですね。
お子さんが2人になった場合、生活費が増える分に関しては、一時的に貯蓄額が減るかもしれませんが、やりくりしながら補えるのではないでしょうか。
ポイントは、子どもの教育費です。教育方針によりますが、習い事など想定した場合、公立でも1人あたり平均月3万〜5万円程度の教育費が高校卒業までかかり、さらに受験費用や大学費用を準備していく必要があります。
Mさんは家族で楽しむ時間にもお金をかけたいとのことなので、教育費増のタイミングを踏まえて、Mさん自身の働き方を検討してはいかがでしょうか。
例えば、第2子が幼稚園に通い始めるタイミングから短時間勤務も含めて少しずつ働き方を検討。教育費負担が重くなる小5くらいまでを目安に2人分の教育費月10万円程度を補える分の収入を目指すなど教育費から逆算をして働き方を検討します。
また、投資をするかどうかとのことですが、生活防衛費や直近に必要なお金は十分準備できていますので、今後貯蓄できる予定の(年間70万円)分を利用して積立投資をスタートしてみてはいかがでしょうか。
今あるお金を一気に投資をするのではなく、積立により時間分散をすることで投資による値動きの振れ幅(リスク)を抑えることができます。
収支内訳
◆月間収入
夫 380,000
◆月間支出
住居費…142,000
食費…84,000
光熱費・水道費…27,200
通信費…8,000
日用品…38,000
小遣い…60,000
保険…12,000
貯金…8,800
◆ボーナス収入
夫 800,000
◆ボーナス支出
旅行…100,000
貯金…700,000
◆現在の資産
預貯金…20,000,000
秋山 友美
・ファイナンシャル・プランナー
・「家計コーチ」代表
・CFP(R)(一財)生涯学習開発財団認定コーチ
藤沢市に開設した「湘南おかねの相談室」を拠点にFP相談・家計診断・パーソナルコーチなどを行い、ライフプラン・住宅取得・資産運用などの講師としても活動中。
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