【2026年2月14日号~家計簿コーチングより】
腰が痛くて週1回の医者通い、他に持病もあり、整体や鍼灸(しんきゅう)も欠かせません。
今後さらにこうしたお金がかかると思うと憂鬱(ゆううつ)です。
漠然とした心配を具体的な対策に置き換えていきましょう
毎月2万円を超える医療関係の支出が続くと、「これから年を重ねるほど、さらにお金がかかるのでは」と気持ちが沈んでしまうのも無理はありません。
体の不調と向き合いながら暮らす中で、将来を思えば心が重くなるのは自然なことです。
大切なのは、その思いを抱え込んだままにせず、漠然とした心配を具体的な対策に置き換えていくことです。
■医療に関するお金を2つに分類
まず、医療に関するお金は「医療費」と「医療関係費」の2種類に分けて考えてみましょう。
医師の診察や検査、薬代といった「医療費」は、公的な健康保険制度により自己負担割合が定められており、さらに高額療養費制度によって、1カ月に支払う金額には上限が設けられています。
病気や通院が増えたとしても、医療費が際限なく家計を圧迫する仕組みにはなっていないという点は、将来を考える上での大きな安心材料です。
一方、整体や鍼灸、サプリメントなどの「医療関係費」は、自分の判断によって金額が増減する支出です。そのため、「お金がかかりすぎではないか」と感じやすい部分でもあります。ただ、これらを単なる出費と捉えるのではなく、「これからの生活を少しでも楽にするための投資」と考えてみてはいかがでしょうか。
腰の痛みが和らぎ、外出や家事が楽になるのであれば、そのお金は生活の質を保つための意味ある使い道です。
漫然と続けるのではなく、効果を感じられているかを定期的に振り返り、回数や金額に自分なりの目安を持つことが大切です。
「なんとなく使っている」という感覚が「自分で選んで使っている」という納得感に変わることで、気持ちの負担も軽くなります。
■年を重ねた先の安心のために
医療にお金がかかっているという事実は、「きちんと自分の体と向き合えている証」とも言えます。
制度に守られている部分と、自分で調整できる部分を整理しながら、これからの暮らしを少しでも心地よく整えていく。
その積み重ねが、年齢を重ねた先の安心につながっていくのではないでしょうか
秋山 友美
・ファイナンシャル・プランナー
・「家計コーチ」代表
・CFP(R)(一財)生涯学習開発財団認定コーチ
藤沢市に開設した「湘南おかねの相談室」を拠点にFP相談・家計診断・パーソナルコーチなどを行い、ライフプラン・住宅取得・資産運用などの講師としても活動中。
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