【2026年3月28日号~家計簿コーチングより】
住宅ローンもペアローンで夫(45歳)の収入や貯蓄額を知らないままですが、今後もこれでよいのか、老後資金は足りるかなど漠然とした不安を抱えています。
老後の共有生活費を想定すれば別会計でもぶれない将来設計が可能
収支内訳
◆月間収入…230,000
◆月間支出
住宅ローン…50,000
通信費…4,000
民間保険…4,000
変動費…100,000
その他…22,000
積立投資…50,000
◆現在の資産
貯蓄…2,000,000
NISA(投資)…3,000,000
家計は完全に別管理のSさん。
今は特に困っていないけれど、「このままで大丈夫だろうか。老後資金は足りるのだろうか」と不安になる。
その気持ちはとても自然なものです。
毎月5万円を積み立て、資産も500万円あるSさんだけの家計を見れば、十分に堅実な状況です。
まずは、これまでのご自身の家計管理に自信を持ってよいでしょう。
一方で不安の正体は、「将来の見通しが数字で見えていないこと」にあります。
夫婦で収入や貯蓄を共有しない前提でも、ご自身の将来像を把握することは可能です。
■年金と退職金の見込み額を確認
まず確認したいのは公的年金です。
毎年届く「ねんきん定期便」や、日本年金機構の「ねんきんネット」で年金の見込み額を確認しましょう。
併せて勤務先に退職金制度があれば、金額の目安も確認したいですね。
自分で準備する資金としては、仮に今後も毎月5万円、NISA制度を利用して積立投資を行い、年3%で20年間積み立てられれば約1600万円。
現在の500万円と合わせれば2000万円超が見込めます。
大切なのは「老後の生活費はいくらか」との差額を見ることです。
その際、夫婦で共有しておきたいのは「老後の共有生活費」と、住宅ローンの完済時期です。
完済が何歳かによって、老後の住居費負担は大きく変わります。
2人で暮らすための基本生活費を月いくらと想定するのか、そして住宅ローンがいつ終わるのか。
この2点だけはすり合わせておくと計画が立てやすいです。
一方で、趣味や交際費など自分が使いたいお金は「自分年金」として別に見積もる。
必要な部分だけ共有し、それ以外は自分の計画で備える。
この二層構造で考えることが、別会計でもぶれない将来設計につながります。
秋山 友美
・ファイナンシャル・プランナー
・「家計コーチ」代表
・CFP(R)(一財)生涯学習開発財団認定コーチ
藤沢市に開設した「湘南おかねの相談室」を拠点にFP相談・家計診断・パーソナルコーチなどを行い、ライフプラン・住宅取得・資産運用などの講師としても活動中。
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