【2026年4月11日号~家計簿コーチングより】
今後も同居予定の新社会人の長男。
「これからは毎月、家にお金を入れるね」と言ってくれました。
金額の相場などはあるのでしょうか。
新生活のスタートに公的なデータを参考に親子で話し合いましょう
子どもが新社会人になり、実家から通勤することになったとき、「毎月いくら家に入れてもらえばいいのだろう」と悩む親御さんは少なくありません。
あるいは、子どもから「これからは家にお金を入れたい」と言われ、どう答えればよいか迷うこともあるでしょう。
こうしたときの参考になるのが、公的なデータです。
総務省統計局の「家計調査」によると、単身世帯の家賃以外の消費支出は、右表のように食費は約4万円、水道・光熱費約8000円などとなっています。
これらは1人暮らしをした場合にかかる平均的な生活費です。
■目安は月2万~4万円程度
実家で暮らしている場合は家賃などを負担する必要がなく、生活費も1人暮らしほどの支出はかかりません。
一方で、食事や日用品など、1人分の生活費が実家の家計に加わっていることになります。
こうした点を踏まえ、生活費の一部として家計に協力するという意味で、月2万~4万円程度を家に入れる家庭が多いようです。
金額を決めるときには、こうした統計データを親子で一緒に見ながら話し合ってみるのもよい方法です。
「生活にはこれくらいのお金がかかる」と確認しながら、無理のない金額を考える。
そのプロセス自体が、社会人としてのお金の感覚を身につけるきっかけになります。
2025年 勤労者世帯 1カ月の支出
食料…………… 41,938
光熱・水道……… 8,147
家具・家事用品 …5,806
被服及び履物 … 6,360
保健医療 ……… 6,956
交通・通信 ……21,172
教養・娯楽 ……24,659
その他の消費支出………………29,535
出典:総務省統計局「家計調査(単身世帯・年齢階級別)」
■将来のためにお金の使い方を考える
そして忘れたくないのは、「家にお金を入れたい」と子どもが申し出てくれた気持ちです。
社会人として家庭に貢献したいという思いの表れでもあります。
その気持ちを親が快く受け取り、親子で将来のためのお金の使い方を考えていく。
そんな時間が、新しい生活のよいスタートになるのではないでしょうか。
秋山 友美
・ファイナンシャル・プランナー
・「家計コーチ」代表
・CFP(R)(一財)生涯学習開発財団認定コーチ
藤沢市に開設した「湘南おかねの相談室」を拠点にFP相談・家計診断・パーソナルコーチなどを行い、ライフプラン・住宅取得・資産運用などの講師としても活動中。
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