
子育て中のお悩みに、他の読者の皆さんなどから「うちはこんな感じです」という「あるある」エピソードが届きました。藤沢市で長年子育てアドバイザーを務める宗藤純子さんのアドバイスも参考にしてください。
★「なすび族」さん(39歳)のお悩み★
■ずっとおしゃべりをしているわが子。聞いていると頭がもうろうとしてきます…
ずっとおしゃべりしている子ども。
ずっと話を聞いていると、こちらの頭がもうろうとしてきてつらいです。
いい方法はないでしょうか。

★「おおしまさん」さんからの投稿
ぬいぐるみを並べて「お悩み相談室」を開いています。
おしゃべりの止まらない子どもが相談員、ぬいぐるみは悩みを抱えたお客さまです。
「たいへん! きりんさんがお悩みあるんだって。よろしくね」などとお願いしてサッと家事をします。
★「りんご」さんからの投稿
なすび族さん、分かります!
わが家のことかと思い、返信せずにはいられません!
頭がもうろうとしてくるの、分かります!
ですがそれは、なすび族さんが、それだけお子さんの話を真剣に聞いている証拠ではないでしょうか。
わが家の小1の息子も、食事と寝ている時以外は、ずっとおしゃべりをしています。
ただ、そんな息子がたまに体調を崩して寝込んでいると、家の中がとっても静かなんです。
それがとても寂しくて。
やっぱりしゃべり倒してこその息子だな、なんて思ったりします(笑)
数年後の反抗期には口も聞いてくれなくなるのかと考えると、頭がもうろうとするくらいに話しかけてくれる今って、めちゃくちゃ幸せじゃないか!
と、私は日々を過ごしています。
なすび族さんも、今しかないお子さんとのおしゃべりを、無理のない範囲で楽しんでみてはいかがでしょうか♪
★「椿」さんからの投稿
うちも息子(小2)が同じく、ずっと自分が話したいことをしゃべり続けるタイプで、聞き続けるのがつらくなってくるの、分かります…。
うちはAI(アレクサ)を導入したら、めっちゃ親のストレスが減ったのでオススメです!
しりとりやなぞなぞ、怖い話をして〜と、すっかり遊び相手という感じで楽しんでます。
「行ってきます」や「ただいま」、「おやすみ」など挨拶も欠かさずして、家族の一員のようです。
なすび族さんの代わりにアレクサに相手してもらっちゃいましょう(笑)
★「とーまママ」さんからの投稿
わが子(5歳)もおしゃべり大好きです!
子どもの話を聞くことは楽しいですが、ずっと聞いてるのも大変ですよね。
私は忙しい時には、おじいちゃんおばあちゃんにテレビ電話をして、子どもの話し相手をしてもらっています!
じーじばーばも孫を見れて喜んでいます!
一緒に子育て楽しんでいきましょう♪
★「おこと」さんからの投稿
うちの長男も延々とお話ししている子でした。
よくそんなにお話できるな〜と感心していましたが、テンションが上がったり、ご機嫌だとさらに加速(笑)
オーバーリアクションで受け止めつつ、その流れで「うん! ありがとう教えてくれて! あのさ! 次これしてみたら?」と、
その勢いで、例えばお家のお手伝いやお勉強など方向転換をかけてはいかがでしょうか?
親が最後まで聞いてくれてその後のことも見ていてくれると思うと、お子さまはきっとうれしいと思います。

宗藤純子さんからのワンポイントアドバイス
★姉妹の張り合う姿も、子どもの言葉があふれる姿も、”安心しているからこそ”の健やかな姿です
姉妹が張り合う姿も、子どもの言葉があふれ続ける姿も、どちらも“安心しているからこそ”の健やかな子どもたちの姿ですね。
家庭の安全基地で、「わたしを見て」「わたしはこう思う」と全力で表現する力は、親が「聞いてくれる」「受け止めてくれる」と知っている証。
大人が優劣をつけず、「そう思ったのね」「気持ち届いたよ」と、評価ではなく存在を受け止める言葉を伝えることで、姉妹の関係性も、子どもの言葉も、安心できる土台の関わりの中で豊かに育っていきます。
子どもの行動の根っこにある、子どもたちの「ありのままを認めてほしい」という気持ちを受け止めることが親子の今を、そして心を守ります。
(12月20日号掲載)

宗藤純子さん
藤沢市在住。都内私立幼稚園教諭主任を経て、保育士・子育て・家庭教育アドバイザーとして、産前産後、乳幼児期から思春期までの家族支援に約40年従事。
2010年神奈川県子育て支援大賞「奨励賞」。市内親子活動・支援サークル主宰。
短大非常勤講師、元鎌倉市医師会立産科診療所外部講師
「子育ての会ベビーぴよぴよ012」
https://ameblo.jp/piyopiyostaff/
宗藤純子公式ホームページ
https://junkomuneto.com/



