子育て中のお悩みに、他の読者の皆さんなどから「うちはこんな感じです」という「あるある」エピソードが届きました。
藤沢市で長年子育てアドバイザーを務める宗藤純子さんのアドバイスも参考にしてください。

■出かけるたびに始まるおねだりに困っています
幼稚園の年中さんの息子を持つ母です。
息子は外出すると、必ず何かを買ってほしいとねだってきます。
あまりのしつこさにいつも根負けして、小さなものを買ってしまいます。
皆さんはこんなとき、どうしていますか?

★「年長男児の母」さんからの投稿
あるある(笑)、甘えん坊長男が同じパターンで困りました。
親の機嫌で買ったり買わなかったりするのもなんか変だし…。
悩んで家族で話し合った結果、お小遣い制(月300円)を導入することにしました。
おねだりされても「本当に欲しい? お小遣いで買う?」と聞きます。
驚いたのが、お小遣い制を始めた瞬間、いつも欲しがっていたゲームのおねだりをピタリとしなくなったことです。
毎月本人が悩みに悩み、お菓子や100均で買い物したりしています。

★「bibi」さんからの投稿
わが家の息子(年中)も出かけるたびにものを欲しがり困っていたので、お小遣い制度を開始して、
欲しいものは「お小遣いの中からだして買うならいいよ!」としたら、
じゃあ「今日は大丈夫」と我慢できることも増えてきました。
お金は無限ではないことやお金の大切さも学べるのでわが家には合っていました!

★「もえ」さんからの投稿
うちは年少ですが、買うことではなく見ることをレギュラー化しています。
「アンパンマンかわいいね~」とか「魚の絵だね」「何色かな?」とか話しながら眺めて、飽きたら帰るなどしています。
または違う遊びに誘って場所を移動したり、欲しいものがあれば代替え案を出したり、家に同じものがあるから帰ろう!
などと切り替えがうまくできたらいいのですが。

★「イリヤ」さんからの投稿
子どものおねだりには、私はまず自分(親)のスタンスを強く持つようにしています。
今日は買うか、買わないか。
買うつもりなら目的と予算を決めて、同じ家計を共有する「家族」として、入店前に子どもに伝えておきます。
もし子どもが駄々をこねたら、欲しい気持ちを認めた上で、買わない理由を根気よく伝えます。
「これを買うと夕飯のおかずが買えなくなっちゃうな」など。
もし買いたいなら、誕生日まで待つように言ったり、買ったらどんないい事があるのか親を説得してもらったり(笑)、逆に駄々をこね返すのもおすすめです。
「え〜ん、ママだって欲しいよ〜○○ちゃんママに買ってよ~!」と大人がやると子どもがポカーンとして楽しいですし、親も欲しい物があっても買わない事があるんだなぁって、結構分かってくれます。

大切なのは、「自分は何を大事にしたいのか」に立ち戻ることです
お出かけ先でのお土産やおねだりの悩みは、あるあるですね。
背景には「どう関わればよいの?」という保護者の戸惑いがあります。
子どもの気質や家庭の価値観によって関わり方は違い、迷いや揺れは、子どもを大切に思っているからですね。
大切なのは、「自分は何を大事にしたいのか」に立ち戻ること。
体験することと、モノを欲しがる気持ちは分けて考えてみると、少し整理しやすくなります。
出かける前に親の思いを言葉にする。
買わない選択の日には写真や会話で思い出を残す。
ねだられても気持ちは受け止め、判断は揺るがない。
これらは親子の関わりを見つめ直すためのヒントです。
あなたは、何を大切にしたいですか?
(2月28日号掲載)

宗藤純子さん
藤沢市在住。都内私立幼稚園教諭主任を経て、保育士・子育て・家庭教育アドバイザーとして、産前産後、乳幼児期から思春期までの家族支援に約40年従事。
2010年神奈川県子育て支援大賞「奨励賞」。市内親子活動・支援サークル主宰。
短大非常勤講師、元鎌倉市医師会立産科診療所外部講師

「子育ての会ベビーぴよぴよ012」
https://ameblo.jp/piyopiyostaff/

宗藤純子公式ホームページ
https://junkomuneto.com/