海岸の流木を拾い集めリユース 自然素材と思いを結ぶ作品を

鵠沼海岸で流木を拾い集め、オリジナルの作品「KOKO-YUI」を作る、るりこさん。

「今年は台風の影響で被害が出た場所も多かったですね。台風直後の海岸には想像以上の流木やごみが流れ着いているのをご存じでしょうか。その流木はごみとして処分されたり、朽ちていくもの。その流木を利用し、ほかの素材と組み合わせることで息を吹き返したように再び輝きだす…それがうれしくて」と笑顔で語る彼女。

もともとネイティヴアメリカンのスピリットに興味があったるりこさんは、自然と共存するシンプルな生き方に共感し、流木に着目。
海流により大きさ、長さ、太さ、色などさまざまな形や、長い年月を経てしなやかな形になった流木に、羊毛や絹糸、羽根、ストーンなどをひとつひとつ結びオリジナリティあふれる作品を完成させる。
人と人、事と事、願い、そんな思いを込めながらていねいに結ぶ。るりこさんによって生命が吹き込まれた流木の変身した姿に、ある種のパワーを感じざるを得ません。

現在は自宅サロンでワークショップを不定期で開催。オーダー製作やワークショップのリクエストは常時受け付け中だそう(出張も可)。「七里ガ浜SevenMiles Club」でもKOKO-YUIを手に入れることが可能です。

自然の素材を使って、思い思いの世界にひとつだけのアイテム。どんな流木と素材で、何を結ぶかはあなた次第


アーティスト KOKO-YUIるりこさん
自然あふれる湘南エリアで両親と暮らすため、都内から移住して10年。
当時は毎日の散歩が日課で、流木を拾って帰宅することが習慣でした。意味もなく収集してストックしておいた流木が、今では欠かせないアイテムに。
笑顔が印象的なるりこさんは、海まで徒歩5分の鵠沼海岸在住