地球を救う環境活動家として生活から社会を変えるお手伝いを
30数年間プロダイバーとして世界各国の海に潜り、さまざまな海を目撃してきた武本さん。
その彼が経営していたパパラギダイビングスクールを譲渡し、環境活動家として活動を始めたのが6年前。
「気候変動、海の変容、湘南のローカルの人たちは皆さん気付いています。台風の多さ、気温や水温の高さをはじめ、自分たちの知ってる海でなくなってきていること。このままでは大変なことになるという危機感で、これからの人生で地球を救う活動をできたらと。人生最大の決断でした」と武本さん。
その後、船を購入し自ら操船するヨットで、航海日数延べ168日(太平洋ミクロネシア海域)1万3500マイルの航海に出て海を調査。さまざまな問題を自分で目撃し、それを発信し続けている。
気候変動や海洋プラスチック問題をテーマに各地で講演活動を行い、自分の目で見た深刻さを伝達しているそう。
昨年、プラスチック・漂流ごみによる海洋汚染の深刻な現状にプラスチックフリー&オーガニック量り売りストア『エコストアパパラギ』を藤沢駅南口にOPEN。
「社会でできること、個人でできること、一人一人が危機感を持つことで、生活から社会を変えられる」と武本さん。
ベストを目指し、ベターな消費型生活スタイルを学べるお店です。
昨年7月鎌倉のカフェにて。各地で行っている講演やネイチャーセミナーの様子。昨年度は延べ70回ほど行ったそう
環境活動家 武本匡弘さん
葉山在住の武本さんは35年前ダイビング会社を設立し、ダイバーとして長年活躍。2014年その経営から退き、2015年から気候変動、海洋漂流ごみ、国際交流を目的に太平洋航海プロジェクトをスタートし、環境活動家として本格始動。日本サンゴ礁学会会員、日本自然保護協会 自然観察指導員