プラごみも愛おしい存在に 未来に伝えたいごみアート

「学生時代神戸に住んでいた頃、素敵なお店へ行った思い出があります。レストランのフロアが海に面していて、階段を降りるとそこはもう砂浜で。今ではこういうおしゃれなレストランは良く見かけますが、当時の私にとっては、刺激的で、印象深く、鮮明に脳裏に焼き付いています」と佳子さん。

その時のイメージをベースに、湘南に住まいを移し、海のそばでお店をやりたい! という夢を叶えた彼女。

そんな佳子さんはほぼ毎日海に出向き、サーフィンやビーチコーミングを楽しみ、そして海ごみを拾うことを欠かさない。「やはり海に入るならごみのないきれいな海がいいし、温暖化などの環境問題は切実。特に魚が誤って食べてしまう小さなプラごみは、意識して拾うようにしています」と。こうやって集めた小さなプラごみも、洗浄し色分けし、思うままに並べてみると、かわいいいごみアートになり、愛しい気持ちになるそう。どんなごみでもセンスの良い佳子さんの手に掛かると、素敵なアートになってしまう。

今後も海の近くに住む強みを生かし自然に関わり、未来を創る子供たちに海を守る行動が伝えられたらいいなと話す佳子さんの、小麦色の肌と、キュートな笑顔がまぶしく青い空と海にピッタリ! と感じたはな子でした。

鎌倉高校前から七里ガ浜の海岸で拾ったプラごみたち。佳子さんのセンスで可愛いアートに変身。今後子どもたちにも伝えていきたいごみアート


Seven Miles Clubオーナー 上山 佳子さん
湘南に住んで40年、現在は七里ガ浜在住。鎌倉高校前駅徒歩3分の場所にあるビーチスタイルに欠かせないセレクトショップ「Seven Miles Club」をOPENし、今年で32年。ボディーボードとサーフィンをライフスタイルとし、日々ビーチクリーンやビーチコーミングを楽しむ。詳細はInstagramへ!