神奈川県産の間伐材を再利用 香木で和の世界を楽しむ

透明度の高い青い海、原生林に囲まれた自然豊かな奄美大島で生まれ育ち、造園業をしていた祖父、和菓子作りを教えてくれた祖母の影響を強く受けて育った藤岡さん。

「20年前初めて湘南の海を見たとき、見慣れた奄美の青い海と比べ驚きました。その時当たり前ではない故郷の海の青さや環境に、初めて感謝できたんです」

昨年9月頃から、森や木に対する意識が芽生え、神奈川県産の間伐材を使用した、木のアップサイクルをスタート。森林の循環には、木を植え育て、切る、使う。このサイクルが非常に大切で、木が元気に育つためにはたくさんの間伐材が出る、そこに藤岡さんは着目した。

50年かかって自ら香りを放つ香木(主に老山白檀)を使いお香にし、クスノキの樹脂、桂皮、丁子など木の葉や根、皮、実などを乾燥させ砕いた香原料を合わせオリジナルのお香を作成。森林浴をしているような癒やし効果のあるオリエンタルなホッとする良い香り。

「コロナ禍でマスクをする日常、嗅覚をはじめ呼吸までも浅く感じる日々。たっぷりあるおうち時間で自分にできることは何? と考えた結果、改めて森のこと、海へ流れる水のこと、そして木の再利用などを考える良いきっかけでした」とキラキラした目で話す藤岡さんが印象的でした。

全8種類の香原料と香木を合わせ、自分だけのお香作り。和の世界を存分に堪能できる時間だそう


香虹~cou cou~ 藤岡まき子さん
奄美で生まれ育ち、藤沢に移住して20年。調理師免許を取得後北鎌倉で和菓子作りを学び、カフェや神社仏閣で和菓子やお香作りのワークショップを開催中。湘南日本伝統文化体験和菓子とお香の主宰を務める。
活動や作品の詳細はInstagram⇒@wagashikyora_coucou