自分を成長させてくれる場所 大好きな海と人を守りたい!

海のある街で育った上野さんは、小児ぜんそくがきっかけで、サーフィンをしていた両親に勧められ競泳を始めたそう。
地元のライフセービングクラブにも所属し、学校とスイミングクラブの往復、そして地元の海で活動。
とにかく高2までは泳ぐ事三昧だったそう。

ライフセービングが人の命を守る重要な活動と意識したのは大学に入った頃から。
たくさんの競技に出場し、たくさんの目的や目標を達成した4年間。
「ライフセービング国際大会でチームが金メダルを獲得したのに、オリンピック種目ではないだけで、情報の発信がままならず、認知不足を目の当たりにしました。
その時選手活動だけでは限界を感じ、個人目線ではなく、組織目線での取り組みを考えはじめました」と上野さん。

彼にとっての海とは…「自分を成長させてくれる場所です。幼少期はただ楽しいだけ、命を失う危険を知った中高、そして今は海を通して誰ひとり悲しい思いをしてほしくない! 想像を超える怖さを持つ自然をリスペクトし、同調するスタンス。海への関わり方を学びました。これからも日々ビーチクリーンを行いながら、海での事故ゼロを目指していきます」と朝日を浴びながら笑顔で話す上野さん。
そのキラキラがまぶしく、また来年の夏、その雄姿を見たいと思うはな子でした。

「海が大好き過ぎて離れられない! 海も人も守れる行動を続けるため、日々の訓練は欠かせない。来年の夏も皆さんを守ります!」と上野さん


NPO法人 西浜サーフライフセービングクラブ理事 上野 凌さん

神奈川育ちの27歳。3歳のとき鵠沼海岸へ移住し、現在は片瀬海岸在住。小1から競泳、小2からライフセービングをスタート。現在は(公財)日本ライフセービング協会 ライフセービングスポーツ本部 副本部長も兼務
Instagram⇒@nishihamaslsc