藤沢の空と海…そして藍色 記憶に残る色を日常に
「独特な美しさを持つ藍色は、日本を代表するジャパンカラーと呼ばれています。
もともと藍色が好きで、生活の中にはいつも藍色が身近に。ある日リビングにあったインテリアを見てふと、思った。この藍を自分の仕事である左官に活用できないかと。
独学で探求した結果、2019年に世界で初めて日本の藍染めと左官の融合に成功しました!」と守谷さん。
地元藤沢の畑で自ら藍を育て藍染めの染料や左官に使用する沈殿藍などを加工し、誰もが記憶の中にある藍色を表現。
植物が相手なので天候に左右されたり、炎天下での作業など大変なこともありますが母校の野球部の後輩たちが作業の手伝いをしてくれたり、人とのつながりでここまで来れたそう。
そして人々が必要以上に服を買うのをやめ、着古した服を藍染めし再び魂を入れる。
これを繰り返すことで、環境にも優しくSDGsにもなるすてきな取り組み。
「湘南の海が大好きで共に成長し、リスペクトする中、記憶に残る湘南の海と空の色を、暮らしの中に取り入れ、海のある街藤沢から藍色のブルーを世界中に発信していけたら。
障害のある方、老若男女問わず、みんなで一緒に藍を楽しんでもらえたらうれしいです」と語る守谷さん。
春から個展など開催予定とのこと。気になる方はQRコードでチェックを!
色の美しさ、デザインや模様、唯一無二のアイテムが出来上がる藍染め。強度が増し、殺菌効果があると江戸時代から魅力いっぱいだった藍染めを現代に
藍左師 守谷 玲太さん
藤沢で生まれ育ち、鵠沼桜が岡在住。サーフィンをこよなく愛すが現在は40肩でお休み中。2021年から「FUJISAWA BLUE HANDS PROJECT」を手掛ける。教育や環境啓発、海外との文化交流などアグレッシブに活動中。Instagram⇒@art_moriya。