

ニホンウナギは西マリアナ海嶺(かいれい)の海山域で産卵した後、幼生(レプトセファルス)として海流に流され、半年以上かけて相模湾にたどり着きます。
川を遡上(そじょう)し、淡水や汽水域で数年から十数年かけて成長、成熟するとふたたび海へ下り、産卵します。
川にすむイメージが強いかもしれませんが、当館では相模湾ゾーンの岩礁水槽でコブダイや海藻と共に飼育しています。
ニホンウナギのおいしさはみなさんもご存じですよね。
そのおいしさの理由は、白身ながら脂のりが良く、身はしっとり柔らかいためです。
特に天然ものは秋から冬が旬で、脂が乗って風味豊かです。
私はかば焼きが好きなのでウナギというと真っ先にうな重を思い出してしまいます。
他にも白焼きやう巻きなど、さまざまな調理法で親しまれているウナギ。
日本人に長く愛される理由もきっとそのおいしさからなのでしょう。
(えのすいトリーター 西川 湧馬)
TEL 0466-29-9960
藤沢市片瀬海岸2-19-1
https://www.enosui.com/
営業時間や内容についてはホームページで確認を


