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江島神社・辺津宮/藤沢市江の島2-3-8。小田急線片瀬江ノ島駅から徒歩20分

江島神社(藤沢市)は厳島神社(広島県)、竹生神社(滋賀県)と並ぶ日本三大弁財天のひとつでご祭神は三姉妹の女神です。
奥津宮の多紀理比賣命(たぎりひめのみこと)、中津宮の市寸島比賣命(いちきしまひめのみこと)、辺津宮の田寸津比賣命(たぎつひめのみこと)です。
辺津宮は高低差のある江の島(神域内)では、一番下に位置していることから「下之宮」とも呼ばれます。

奉安殿に八臂弁財天と妙音弁財天が奉祀(ほうし)

◆八臂(はっぴ)弁財天像は国重文です 
辺津宮の境内の奉安殿には、八臂弁財天と、妙音弁財天(裸弁財天)が祀(まつ)られています(両像は奉安殿にて公開)。
八臂弁財天は鎌倉時代初期の作で、源頼朝が奥州藤原氏の調伏祈願で文覚上人に命じ江の島に勧請(かんじょう)して、21日間祈願させたことが『吾妻鏡』に記されています。
八臂弁財天像は国重文。ひのき製で像高一尺九寸(約58.9㎝)です。

八臂弁財天像

琵琶を抱えた妙音弁財天坐像

◆俗に裸弁財天ともいわれています
妙音弁財天は琵琶を抱えた全裸体の坐像です。俗に裸弁財天ともいわれています。女性の象徴を全て備えた大変珍しいお姿で、鎌倉時代中期以降の傑作とされています。ひのき製で像高一尺八寸(約54.5㎝)です。音楽芸能の上達を願う多くの人々から信仰を集めています。

妙音弁財天坐像

“辺津宮”は源実朝の創建です

辺津宮は鎌倉幕府3代将軍・源実朝が創建しています。江戸時代に再建された後、昭和51年(1976)の大改修により、権現造りの現在の社殿が新築されました。
江の島の玄関口にもあたり、江島神社のご祈祷(きとう)は、主に同宮で奉仕されています。
ご祭神の田寸津比賣命は三姉妹の三女です。


かん治さん

「鎌倉検定は1級で お酒は2級を飲んでいまして、プレゼントをいただきますと喜んでサンキュウと言っています」がお決まりの自己紹介。
「鎌倉ガイド」としても活躍する湘南通のアマチュア落語家。