画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: kanji-title.jpg
浄智寺の本堂/鎌倉市山ノ内1402 JR北鎌倉駅徒歩8分


鎌倉五山の浄智寺のご本尊は三世仏坐像です。「曇華殿(どんげでん)」と呼ばれる本堂にまつられています。「優曇華(うどんげ)」の花はめったに見ることができないので、ご本尊にお祈りすると、めったにないご利益を授かるといわれます。
向かって左から阿弥陀・釈迦・弥勒の仏様で「過去・現在・未来」をご加護します。
各像は衣の裾を台座に長く垂らした様式で、鎌倉仏の特徴を表しています。

“浄智寺”の鐘楼門は唐様の門です

◆大みそかに除夜の鐘をつくことができます 
同寺には鎌倉では珍しい唐様の鐘楼門があります。
鐘つき堂を兼ねた山門です。この山門の上層(2階)には花頭窓という花形の印象的な窓と延宝7年(1679)に鋳造の梵鐘(ぼんしょう)が掲げられています。
門には「山居幽勝(さんきょゆうしょう)」の額が掲げられ、大みそかに除夜の鐘をつくことができます。

2階建ての鐘楼門

庫裡入り口の門に 描かれている“葵の御紋”

◆門には“梅花樹下”の額が掲げられています
庫裡の入り口となるこの門は建築様式的には「棟門(むなもん)」ですが、門の扉に徳川家の“葵の御紋”が描かれているので通称「葵門(あおいもん)」と呼ばれています。
徳川幕府にゆかりのある門かと思います。門には「梅花樹下(ばいかじゅげ)」の額が掲げられています。
花の寺としても親しまれていますので梅の花のことを記した書ですね。

庫裡入口の“葵門”

天柱峰(てんちゅうほう)の話

中国“元”から来日した高僧「竺仙梵僊(じくせんぼんせん)」が名付けた丘で、「天柱」とは「世を支える道義」という意味。
同寺境内の横の道を登っていくと天柱峰に着きます。
山頂には昭和16年(1941)に建立の「天柱峰碑」があり、ここまでが浄智寺の境内です。


かん治さん

「鎌倉検定は1級で お酒は2級を飲んでいまして、プレゼントをいただきますと喜んでサンキュウと言っています」がお決まりの自己紹介。
「鎌倉ガイド」としても活躍する湘南通のアマチュア落語家。