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本覚寺山門/鎌倉市小町1-12-12 JR鎌倉駅から徒歩5分

本覚寺(小町)の山門は小町大路に面して建つ三間一戸の楼門です。
門の左右には平成28年(2016)に修理された像高3m近い仁王像がまつられ、仁王門とも呼ばれます。
上層には平成25年(2013)に龍の天井画が新たに設置されています。
龍図は嵯峨美術大学(京都)教授の仲政明画伯とゆり子夫人ご夫妻の共同作品です。

龍図のまわりには“飛天”等が描かれています

◆鮮やかな色彩の天井画です
同寺山門の天井はタテ約320㎝、ヨコ約590㎝の大きさで、高さ2mほどです。
ヒノキの天井板6枚に絵画が施され中央に2枚「龍」、まわりの4枚に花や楽器を手に天を舞う「飛天」と人頭、鳥身の姿の「迦陵頻伽(かりょうびんが)」等が鮮やかな色彩で描かれています

山門天井画の“飛天”

龍図を天井に設置後、2日間かけて完成

◆天井の柱に龍の足を描き加えています
山門の天井に龍図を設置し、その後に2日間かけて天井の柱の部分に龍の足の部分を描き加え完成させています。
仲画伯は「大きいので構成に大変苦労した」と言っています。なお、天井画は非公開です。

山門天井画の“龍”

山門の仁王像の楽しい話

仁王像は口を開いた「阿形(あぎょう)」と口を閉じた「吽形(うんぎょう)」の阿吽(あうん)の組み合わせが普通で、物事の始まりと終わりを意味しています。
さて、同寺山門に向かって左側の吽形像は手にある物を持っています。
実は、像の修復後に熊蜂が像の小さな穴から中に入ってしまったので困っていました。そこで、右手に殺虫剤の“ベープ”を持たせたところ、蜂は来なくなったということです。


かん治さん

「鎌倉検定は1級で お酒は2級を飲んでいまして、プレゼントをいただきますと喜んでサンキュウと言っています」がお決まりの自己紹介。
「鎌倉ガイド」としても活躍する湘南通のアマチュア落語家。