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光則寺本堂/鎌倉市長谷3-9-7 江ノ電長谷駅から徒歩7分

行時山光則寺(長谷)は日蓮宗の寺院で開山は日蓮聖人の弟子の日朗上人です。
日蓮が龍ノ口法難で佐渡に流罪の時に日朗等の門弟は執権・北条時頼の家臣・宿屋(やどや)光則に預けられます。
光則は彼らを土牢(つちろう)に幽閉しますが、後に日蓮・日朗に帰依した光則は自邸を寺とします。これが光則寺の由来です。
父行時の名を山号に自らの名を寺号にしたと伝わります。

日朗が幽閉された土牢が残っています

◆日蓮が日朗に送った「土牢御書」の石碑もあります
光則寺の裏山には日朗が幽閉された土牢があります。その近くには、日蓮が佐渡流罪の前日に日朗に送った手紙である「土牢御書」の石碑があります。
日蓮は佐渡に流される時に日朗の身を案じて書状を送ります。この書状を読んだ光則は師弟の情愛に感動して後に日蓮・日朗に深く帰依します。

日朗上人が幽閉された土牢(右奥)と「土牢御書」の石碑

樹齢200年といわれるカイドウは見事!

◆カイドウは鎌倉市の天然記念物に指定されています
光則寺の境内にはたくさんの花々が植えられています。ウメ、サクラ、ツツジをはじめ四季折々の花が楽しめます。
その中でも3月下旬から4月にかけて咲く市指定の天然記念物のカイドウは見事です。

市の天然記念物のカイドウ

本堂の格天井は鎌倉彫です

光則寺本堂は、鎌倉彫の格(ごう)天井で飾られています。
内陣の格天井には1頭の“龍図”が鎮座し、外陣の格天井には光則寺境内に咲く花々、宿屋家の家紋、庭にいる孔雀の羽などがデザインされています。
また、本堂入口には日蓮御真跡の「師孝第一」の額が架けられています。日朗は常に日蓮の傍に仕えたため師孝第一と呼ばれていました。
なお、本堂は非公開です。


かん治さん

「鎌倉検定は1級で お酒は2級を飲んでいまして、プレゼントをいただきますと喜んでサンキュウと言っています」がお決まりの自己紹介。
「鎌倉ガイド」としても活躍する湘南通のアマチュア落語家。